2020年2月26日水曜日

"Heartlands"

⭐️⭐️⭐️⭐️

イギリスの、2002年の映画です。ほのぼの系。

 月曜日。イギリスはノッティンガムシャーのとある町(映画にはどこかという明確な明示はない)で、雑貨屋を営むコリン(マイケル・シーン)は、おとなしい性格だけれど、ダーツだけは得意。チームを組んで、週末にブラックプールで開かれるダーツの大会に出るのを妻ともども楽しみにしている。

 ところが、火曜日の夜、偶然愛する妻が、チーム仲間で警官のジェフ(『ダウントン・アビー』のジム・カーター)と浮気しているのを知ってしまい、大ショック。問いつめると妻はジェフを選び、チームのキャプテンであるジェフはコリンをはずし、一行は警察のバンでブラックプールへと旅立つ。雑貨店でヤケ食いしていたコリンも年輩の友人に「ここでくすぶって何もせず、ふたりと落とし前をつけなかったら将来後悔する」とさとされて、愛車のスクーターに乗ってブラックプールへ。

2020年2月25日火曜日

"The Interstellar" 『インターステラー』

🌟🌟🌟🌟

やっと観ました💦

映画なんて、世間の憂さをいっとき忘れたいがために観るのに、マシュー・マコノヒーまでマスクしだしてどうしよと思いましたが、1、2シーンだけだったのでよかった。

宇宙で少し閉所恐怖症気味に陥る仲間に、虫と雷雨の音を聴かせるのがいいですね。わたしもアメリカに戻る前、日本の書店で秋らしい音の出る、お月見の月が光るグリーティングカードを買ってきて、ときどき、やっぱり鈴虫の音をさせて日本の秋をしのんでいます。

マコノヒーを初めて知ったのが『コンタクト』(ちなみにカール・セイガンの奥さんと一緒の来日記者会見で生マコノヒーを観ている)なのですが、そのときはジョディちゃんを宇宙に送りだす側だったけれど、本作でやっと自分が宇宙に出ましたね。そのほか、ちょっと味なキャスティングがいっぱいでした(出て来たとき「おおっ」ってなったので、もしまだ観ていない人がいたら、興をそぎたくないのでどう味があるのかは書きません)。なんだかマコノヒーの肌がやけに黄色くて、最初は砂埃っぽい土地だからそういうカラーコレクションなのかと思ったのですが、宇宙に出てもやっぱり黄色くて、色白のアン・ハサウェイと一緒に映ると余計に目立って気になりました。

なにがいいって、これが父と息子ではなく父と娘の話のところ。『アラバマ物語』でさえ、アティカス父さんの懐中時計を受けつぐのは聡明な娘のスカウトではなく息子のほうなのをくやしく思ったので、父の思いと悲願を受けつぐのがマーフでうれしい。Wikiによれば、やっぱり最初は父と息子の設定だったらしいですが。アシモフの『ファウンデーション』が好きなのも同様の理由。

それから、ちょっと口はばったいんですが、この映画を観ている途中で、人間について、マーフにならうと「ユリイカ!」モーメントがありました。こんな年になっていまさらで、青臭くて恥ずかしいのでなかみはとても書けません。えへへ。☺️ でもそんなこともあり、SFってやっぱりいいなと思いました。

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ところで、ブロードウェイの舞台版『アラバマ物語』、アティカス役がエド・ハリスからグレッグ・キニアに交替するらしいです。グレッグ・キニア好き。(2/25/20)

2020年2月24日月曜日

"SONIC THE HEDGEHOG" 『ソニック・ザ・ムービー 』

⭐️⭐️

公開二週目の日曜日に鑑賞。

観客いっぱい。(今週公開のハリソン・フォードの『野性の呼び声』に辛勝したらしいです)
就学前のちびっこ連れが目立ちました。要所要所でちびっ子の笑い声や大人の笑い声がひびきました。

わたしは思ったより楽しめましたが、だんなは主人公に周りが振りまわされるパターンがきらいだとかで、いやだったみたいです。

ソニックが、スーパーソニック(電光石火)の速さのところはゲームを踏襲しているけれど、コインを集めるお話ではありませんでした。コインは、どこでもドアみたいなギミックで、最初からフクロウのヨーダにもらって持っていて、ただ使うだけ。どういうルールかが明確じゃなくて、最初は最後の切り札として使い惜しみしてたのに、最後の方はバンバン使ってて、どうしてコインでサンフランシスコに行かないのかがちょっとわからない。

「友情」がテーマの、少年ジャンプみたいなオチだったけれど、細かいギャグがおもしろかったです。
ソニックとなりゆきで相棒になった警官のトムが、ジム・キャリーのドクター・ロボトニック/エッグマンに追われながら、とある事情でモンタナから車でサンフランシスコに向かいます。それで、ジム・キャリーがトムに、「(サンフランシスコ名物の)クラム・チャウダーを楽しんでるかね?」というセリフがあるのですが、映画の前に、サンタクルーズビーチ・ボードウォークでクラムチャウダーのイベントがあって、ちょうど食べくらべてきたばかり。ちいさなシンクロニシティシリーズ。

シンクロニシティといえば、予告編の『スポンジ・ボブ』でキアヌがセージの束のなかに出現していましたが、本編では『スピード』がソニックのお気に入り映画でした。あとドレビン刑事役の人の映画もちらっと映ってます。最近、キアヌはubiquitasだ。

賃貸探しサイトZILLOWとか、イタリアレストランチェーン「オリーブガーデン」とか、あからさますぎるプロダクト・プレースメントはなんなんだろう。CGデザインのリテイクの資金繰り?

ジム・キャリーがひとこと、唐突に日本語の単語を発するのですが、なんだったかなあ。「おもチろい」だったかな。すごいカタコトでした。

手作りでソニック風の飾りつけをしたシアター入り口。
ソニックの塗り絵コーナーもロビーにあって、
ちびっ子が塗ってました。

2020年2月10日月曜日

"Irish Man"『アイリッシュマン』

🌟🌟🌟


細切れに観たのが悪かったのかな、とくにこれという感慨を抱きませんでした。
それとも、CGによる若返り加工にびくびくしすぎたせいかも。特に不自然に見えずに感心したけれど、スクリーンで観ていたらどうだったでしょうね。今後、この手法が増えるのだろうか。

一番印象的だったのは、娘のパン屋さんのシーンかなあ。最後まで、父と娘が直接対決しないのが、この手のストーリーの定石外しでした。

ドアをちょっぴり開けておくクセも興味深かったです。ヘンリー・ミラーの短編「簡単な質問」の少佐を連想してしまいました。

ジョー・ペシ、いぶし銀だった。

あと数時間でオスカー始まります。今日はABCは朝からオスカー関連の番組をやっています。めずらしく仕事がないのでのんびり観ている。:-)

今年は、すごく応援してる作品や人物は特にないですけど、『1917』が一番好きかな。

2020年2月9日日曜日

"Marriage Story"『マリッジ・ストーリー』

⭐️⭐️⭐️⭐️

オスカー発表三日前のかけこみ視聴。

よかったです。
最近めっきり記憶力が衰えたけれど、まだいくつか場面が頭の中にまざまざと焼き付いているし、映画について考えています。

スカヨハの、あそこの場面にやられました、ころっと。万が一、観る前に読む人がいると申し訳ないので書きませんけれど、観た人ならわかると思います。

スカヨハが小柄なのか、アダム・ドライバーがでかいのか。両方か。

ふたりとも、簡単に怒らないところ(怒っても表に出さないところ)が偉いなあと思います。あんまり言い争ったり、べらべらしゃべらないでしょう。そこが新鮮でした。この手のアメリカ映画って、ウディ・アレンがいい例だけど、考えとか気持ちとか、べらべらしゃべるじゃないですか。ふだんは抑えて、あるときドワッとせきを切ってしまうふたりに、胸をつかれました。どっちのつらさも伝わってきます。相手のため、子どものためにどれだけ自分を殺すのかというのは、永遠の命題ですよね。でも別れる前に主に辛い思いをするのが妻で、別れた後に主に辛い思いをするのが夫という役割分担でした。自分のせいで苦しむ相手の姿にさらにつらい思いをする妻がまたせつないです。

すぐ電気のスイッチを切る几帳面な夫が、すぐわたしのモニタをブランクにするうちのだんなと重なりました。(^_^)  そこだけね。あ、あと料理好きなところ。それがどうしたですけど。

弁護士を演じたローラ・ダーンがいろんな映画賞で大人気なのは、なんだろう、みなさん身につまされるのでしょうか。ローラ・ダーン好きだからいいけど。もうひとりの、押しの強い弁護士を演じたレイ・リオッタは、昔、ウーピー・ゴールドバーグと恋に落ちるピアノ弾きを演じた映画が好きでした。題名忘れたけど。

♫ひとりはやっぱりひとりなの〜♫ (せきをしてもひとり、ってやつですか)

2020年2月8日土曜日

"OSCAR NOMINATED SHORT FILMS 2020: ANIMATION"

アカデミー賞にノミネートされた短編アニメーション5篇を上映。毎年やってるシリーズです。

今年は意図的なのかどうか、
・ストップモーション作品が多い
・セリフなしの作品が多い
・「家族」をテーマにした作品が4/5本もある

と、きわめて特徴的なラインナップになりました。


 "Dcera (Daughter)" チェコ作品。⭐️⭐️

パピエマシェのフィギュアを使ったストップモーション・アニメーション。ひとことでいえば「陰」。セリフがないのは、パピエマシェでどうしゃべらせればいいのかわからなかったのと、アニメーション作品に字幕が入るのがいやだったのと、心がすれちがう父と娘を表すテーマに合っていると思ったからだそうです。

2020年1月28日火曜日

"Knives Out"『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

⭐️⭐️⭐️

去年から2ヶ月のロングラン上映中。

『ブレードランナー2049』のジョイを演じたアナ・デ・アルマスの出番がおおかったです。ほぼすっぴんの、ねまき同然の冴えない服装で、ガッツあるね。そういえばジョイのFunkoをおまけで持っているな。
探偵役のダニエル・クレイグは、へんななまりがあったのだけれどどこのなまりなのかわからなかった。イギリスなまりではない。南部なまり? 最初のほうはなんだかカッコいい探偵さんみたいな演出なんだけど、そのうちどっちかというとコロンボタイプに移行してて、おもしろかったです。

終わってから気がついたけれど、この二人は今度の『007』でも共演しているのね。

2019年のほうの『ブレードランナー』に出ていたM・エメット・ウォルシュがちょい役で印象的に登場。

囲碁とか、「日本のホラーみたい」などのセリフが出てきます。

眼鏡の上にCC眼鏡をかけるせいか、字がダブって読みづらくてすごく疲れて、しなくてもあまり変わらなかった💦

2020年1月21日火曜日

"Star Wars: The Rise of Skywalker "『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

⭐️⭐️

一応シリーズ全作観ています。
パルパティーンは死んじゃったけど、なんだか自力で半分甦ったという解釈でいいのかな?
でも亡くなってしまっているキャリー・フィッシャーのシーンがいくつもあることのほうが、ずっと不気味というか、死者までこきつかうんか、と思ってしまって、ぞっとしませんでした(むしろ敬意をこめて作っているのだろうし、作品上必要で、ファンだって出てくれないとさみしいキャラクターなのはわかるし、本人だって草葉の陰というか、ジェダイが死んだらいくところで喜んでいるだろうとは思うけれど、それでも)。

デイジー・リドリーの顔は見飽きないですね。
今作ではドリトル先生が入っていた気がします。
若い頃のダースベイダーのジェダイとの死闘が火の惑星だったのとの対比で、水の惑星なのかな。
背景になると波が止まっているように見えたのが気になりました。時間的に間に合わなかったとか?

前作でファンがすごく怒ったのは、もしかしてジェダイのルークが弟子のカイロ・レンを殺そうとしたことを怒っていたのかな? それならわかります。ジェダイが弟子を殺し、子が親を殺す。すごく陰惨な話に転がっていっちゃいましたよね。それでもむちゃくちゃ人気がある。そういう意味で、すごく考えさせられるシリーズだと思います。

父親殺しなのに許されるんだ、と納得いかなかったのですが、最後がああで、少しほっとしました。その前のあれはすごくよけいだったけれど。

ウーキー受難。

懐かしい顔がいろいろ出てきましたが、ローラ・ダーンは前作きりでさみしいです。
SWシリーズに最後までのめりこなかったのは、俳優選びとの相性があまりよくなかったせいもあるかも。今作で、好みの役者はリチャード・E・グラントぐらいかな。LORのホビット族がひとりでているのが、節操のなさを端的に表していませんか?

書き忘れていたけれど、音楽がいちばんSWらしいですよね。オリジナルからずっと変わらずジョン・ウィリアムズだもの。監督や役者が変わっても、音楽だけは変わらなかった。

公開後たっぷり一ヶ月は経ってると思いますが、日曜の三時半の回、満席でした。
この時間、SFフォーティナイナーズの大事な試合があって、向かいのクリンゴン一家が超クリンゴンになるので、それを避けて映画館に避難ました。帰ったらナイナーズが勝っていた。スーパーボウルでまた大騒ぎになるから、また避難しなきゃ。

2020年1月20日月曜日

"Dolittle"『ドクター・ドリトル』

⭐️⭐️

冒険家の奥さんを亡くして以来、自分の動物病院兼サンクチュアリに動物たちと引きこもっているドリトル先生のもとへ、王室から使いの女の子がやってきます。女王が瀕死で、治して欲しいとのこと(ドリトル先生は動物のお医者さんのはずだけど)。ドリトル先生&動物たちの見たてでは、どうも毒をもられたらしく、解毒剤は、地図にない幻の島に生えている木の実だけ。かくして、ドリトル先生と動物たちは船に乗って冒険へと船出します。

評価はすごく悪いです。
公開2日目の土曜日に見にいくと、客足は悪くなく、ベタなジョークになぜか年輩の女性がワハワハ笑っていて、最後には拍手も起きていました。もしかしたら関係者なのかなあ?

わたしはマイケル・シーンが出てるので見てきました。

シーンは『アリス』とかで動物の声をあててもいるので、今回はどの動物かなあ、と思ったら、生身でご出演。黒髪・黒ひげの、ドリトル先生のライバル役です。王室付き医師という立派な地位にありながら、医学生時代からドリトルに嫉妬していたらしく、部下にまで「執着しすぎ」といわれるほど。あと、アゴがないことがコンプレックスらしいです。

ものすごい悪評に覚悟して見にいったら、そんなには悪くないというか、楽しめるシーンもところどころありました。(でも正直、ストーリーにまったく興味が持てなくて、早く終わらないかな、マイケル・シーン出てこないかな、とだいたい思っていました)

一番よかったのが、冒頭の、奥さんを亡くすまでの説明2Dアニメーション。あんな感じでずっとやってくれたらよかったのになあ。本編は少し猥雑すぎ、忙しすぎな感じでした。

押しかけ弟子みたいな子が出てくるのですが、トニー・スタークとスパイダーマンの関係みたいでした。

ドリトル先生はなぜかウェールズ語なまりなんですが、それも大不評で、ウェールズなまりというより『ミセス・ダウト』にしか聞こえない、とまでいわれています。(本物のウェールズ人のマイケル・シーンは役柄上、普通のクイーンズ・イングリッシュでした)

あとは監督が題材にミスマッチだと(『トラフィック』の脚本や『シリアナ』のスティーヴン・ギャガン)指摘が。

CGの動物の毛並みとか動きとかは、すごくよくできてました。

下ネタ(排泄関係)が多いのは、ちびっこに受けると思ったからなのかなあ。

ちょい役だろうと思ったら、結構マイケル・シーンの出番が多くて、そこはめっけもんでした。最後、え、そんな中途はんぱな末路なの、と思ったら、エンドクレジットで落としてくれていてそこもよかったです。

旅の途中で、行方不明の奥さんが見つかるのかなあ、と思ったらそれもなく、もしかして続編への布石なのでしょうか。まず作られないでしょうけれど。

『ドリトル先生』ものは、1967年に作られたレックス・ハリソン主演のミュージカル『ドリトル先生不思議な旅』から失敗作だったそうで(オスカーにはノミネートされている)、なんでもハリソンの人種差別発言とか、レイフ・ファインズの親戚がロケ地に不満で(?)妨害しようとしたとか(ファインズは今回トラの声役)。むかーしテレビで見て、大きなカタツムリだけ覚えているなあ。

それから、エディ・マーフィ主演で作られたのもあるそうです。
というか、だんなによれば、わたしは劇場に見にいったらしいのですが、100%記憶にありません💦

ウィキペディアで原作の項目をみたら、著者によるすてきな挿絵が載っていて、今回の映画の最後のほうでドリトル先生が着ていたジャケットの刺繍は、きっとそこからとったんだな。

去年の12月にAmazonで買い物したら
届いた箱。
ちなみにシロクマの名前はヨシ。

2020年1月17日金曜日

"Little Women" 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

⭐️⭐️⭐️

『若草物語』を、『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督、シアーシャ・ローナンコンビが映画化。

映画化のうわさをきいたときから、シアーシャは(ジョー役に)声をかけてもらうのを待ち望んでいたようです。上映前に出る映画館フランチャイズが流すクイズで、監督は密かに妊娠中だったというお題がでていましたが、去年のトーク番組で、シアーシャも気づかなかったといっていたような。

ようやく観られる前に、2度失敗しました。2度とも、映画館の前で財布を忘れてきたことに気がついたのです。まだApple Payには対応していないんですって。2020年もサザエさんな羊です。

『若草物語』は、『赤毛のアン』とセットで、子どもの頃よく読んでいたお話です。
日曜のアニメシリーズもまったく好きじゃなかったけれど、観ていました。
映画を見ながら、あーそうだった、とエピソードを思い出していきました。
ベスとおじいさんの友情、すごい好きだったなあ。(おじいさん好きは、これと『アン』のマシューで培われたのか!?

映画の後半、なぜかエミリー役のフローレンス・ピューにむかついてきました。役のせいではまったくなく、役者に対して。(役柄的には一番共感した)『ミッドサマー』がまったくピンとこなかったから、そのせいかなあ? そのときは、むしろピューには好感を抱いていたのだけれども。エミリーはずっと三女だと思ってました。

たぶん、ピューがすごく存在感があって、エミリーに引きこまれてしまってジョーよりも応援したくなってきたため、シアーシャファンとしては脅威に感じたせいです。

最後に、当時の製本課程が少し見られてよかったです。あんなふうに手間暇かけて一冊づつ作ったら、感慨もひとしおでしょう。

ジョーが建設的批評を受け入れられないでかんしゃく起こしちゃうの、すごく「わかるわー」でした。

金持ちの隣家のおじいさん役がクリス・クーパー(こないだみた『モンタナの風に抱かれて』に出てた。)、父親役の『ベター・コール・ソウル』のボブ・オデンカーク、母親はローラ・ダーンと、監督の趣味が玄人好みというか。

他、メリル・ストリープ、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソン出演。
邦題は、あれですか、ワン・ダイレクションのファンがつけたのでしょうか。

アメリカでの評価はすこぶるよいです。

わたしは最後があんまり。

※※※〈ここよりネタばれ〉※※※

最後の方で、ジョーはとある人物と結ばれる。
そのシークエンスの途中で、ジョーが小説を持ちこんだ編集人が、「ヒロインは最後には結婚するか死ぬかでなければならない」というので、ジョーは「読者が喜ぶなら」と妥協する(冒頭でも同じことをしているので二度目。今回は、コピーライトは売らないのを条件にしている)。
つまり、このクライマックスは、われわれ映画の観客をいい気持ちにさせたいからだ、と監督はいいたいのですかね? ちょっとした皮肉か、ひねりのつもりなのでしょうか?
素直に、気分台なしでしたよ。🙂