2009年7月30日木曜日

"Little Ashes"

[鑑賞日:6/9/09]

"Little Ashes"という映画を見ました。若き日のダリと、詩人ロルカ、映画監督ブニュエルとの出会いを描いた映画です。

ダリなんて、目玉をひんむいたカールひげのおじさんというイメージぐらいしかありませんでしたが、若いときはロルカやブニュエルと僚友で、しかも ロルカとは怪しい関係になったりします。二人の親密な様子に、ホモフォビア(実はその気あり)のブニュエルが嫉妬して、そのたんびに無関係な男をなぐるけ るするのがおかしかったです(笑い事じゃないけど)。

エキセントリックな外見と行動の、色白の若者というキャラクターだと、どうしてもジョニー・デップを連想しちゃいますが、ダリを演じている俳優さ んは、時にはカイル・マクラクラン、ときにはブレンダン・フレイザーに面差しが似ています。お耽美な雰囲気を醸すには、ちと割れアゴでガタイが良すぎ (^_^;)。でも後で調べたら、「トワイライト」で人気沸騰のイケメン俳優Robert Pattinsonさんだそうで。今度観てみよう。

ロルカとダリが旅行に行って、夜の海で月に照らされながらたゆたう場面が、なかなか官能的できれいでした。(というか、その場面のクリップを観て、観る気になったのですが)

パリに行ったダリとブニュエルが作った「アンダルシアの犬」というタイトルの有名なシュールレアル映画を見て、ファシズムうずまく祖国にひとり残ったアンダルシア人のロルカは傷つきます。

狙ってなのか予算不足なのか、風景の書き割りや演出などが、まま舞台っぽいのと、濃すぎるスペインなまりの英語がちょっと鼻につきます。

ロルカについてはほとんど何も知らなかったので、帰ってウィキなどで調べました。劇中のロルカとダリの関係は、「モーリス」の二人の主人公に似て ました。ぶっちゃけ、この映画からなんらかのインスピレーションを受けるか、まったくくだらないという印象を受けるかは、見る人の感性次第で、映画自体は いいとも悪いともいえないと思う。(なんじゃそりゃ(^_^;))乙女的感性を持ち合わせているロジャー・エバートの評を読んだら、3人のうち、一番才能 があるのが映画監督のブニュエル、と書いてるのが、映画関係者らしい評価でおもしろかったです。後ろの席に座った中年ゲイカップルにも感想を聞いてみた かったなあ。

http://www.littleashes-themovie.com/

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