2009年8月28日金曜日

"District 9"「第9地区」

ピーター・ジャクソンのプロデュース作品"District 9"を観ました。SFです。

舞台は、南アフリカのヨハネスブルグ。20年前に突然UFOが飛来し、そのままずっとヨハネスブルグ上空に停滞しているという設定で、UFOに乗ってきたエイリアンたちは、「9地区」と呼ばれる一角に隔離・収容されています。UFO、エンコしちゃって動けなくちゃったんだそうで。エイリアンたちは昆虫に似た外見で、高度な科学力を持ちながら穏和な性格らしく、人間たちに手荒にされても抵抗しないで大人しく従っています。居候としての立場を弁えてるみたいです。主人公は、ワイカスという30台ぐらいの役人(「未来世紀ブラジル」の主人公を彷彿させる)で、エイリアンたちを、さらに町から離れたキャンプに移す手続きを執行中。エイリアンたちには何の関心も持たずにお役所仕事をこなすのだが、不注意でエイリアンの薬物に触れて、体に異変を来します。そのために人間たちに追われ、9地区に身を隠し、とある理由で利害の一致したエイリアンの一人と協力して行動を共にするようになります。

エイリアンはCGIなんですが、「GーForce」に続き、実写との合成も違和感がなく、CGだということをともすれば忘れがちです(いくつかの場面では着ぐるみも使ってると思う)。でも、映画全体はB級テイストというか、さすが「怒りのヒポポタマス」の監督がプロデュースしているだけあって、グロいです。スクリーンにホースで水ぶっかけて洗ってあげたくちゃいます。

映画を観ている者たちは、「9地区」の様子からアパルトヘイトや難民キャンプを連想せずにはいられないようになっています。情け容赦なくエイリアンを追いたてる主人公に感情移入など出来ないし、ゴミの山を漁り、猫缶でくいつなぐエイリアンたちをことさら惨めったらしく、不潔に描いて弱者と強者の構図を強調しています。

展開が読めないため、上映時間が非常に長く感じ、見終わったらぐったり疲れました。でも、すごく面白いです。後半は、日本のロボットアニメ、「ガンダム」や「エヴァ」を観たときと同じような興奮を覚えます。主人公が年食い過ぎだけど。ラストのいじましさも好きです。

それにしても、もうすぐ「9」も公開になるし、今年のキーナンバーは「9」ですかねぇ?

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