2009年10月28日水曜日

"Astro Boy(「ATOM」)"


覚悟して行ったつもりですが、ここまでメタメタとは…。これでは「間違いだらけの『鉄腕アトム』」です(T_T)。

富士山を載っけて地表から浮かび上がった都市が映画の舞台なのは、「これぐらい本作とオリジナルは接点がありませんよ」という製作者側のマニフェストなわけですね。



全編のほとんどを、アトムは服を着ていますが、これも、子どもが裸でいるのはよろしくない、という配慮なのでしょうか。こちらの映画館では、映画が始まる前に、「携帯電話を切りましょう」という、ドラマ仕立てのPR短編が流れます(スポンサーは携帯電話会社のSprint)。架空の映画製作にまつわるエピソードになっていて、例えばむちゃなプロデューサーがラシュモア山をぶっとばしたいと、いくつも電話をかけて無理を通し、「一本の映画を完成させるには何本もの電話をかける必要があります。でも映画を台無しにするには一本の電話で十分。携帯電話を切りましょう」というコピーが出たりします。今かかっているのは、新作CGアニメーション映画の主人公であるハリネズミのキャラクターのポスターを観た映画会社の宣伝担当か何かの女性が、「ハリネズミにパンツをはかせなさい! ファミリー映画なのよ!」と製作者たちに電話をかけるという小話なんですが、本作の舞台裏でも、きっと似たような会話が交わされたに違いありません。

でも、アトムの横顔(だけ)はかわいです。CGは香港ベースのスタジオが手がけたそうですが、クレジットで、スタッフの名前が、アルファベットの隣に漢字名が併記されてるのが、いいなと思いました。

天馬博士の態度がまるで提灯持ちなのは、いかがなものでしょう。そしてアトムを受け入れる感動の仲直り場面には、目を覆いたくなります(不覚にも浮かんだ涙を隠す為もありますが(^_^;))。天馬博士はそんなキャラクターじゃない…。碇所長がシンジを抱きしめて「お前は俺の息子だ!」と涙を流す姿、想像できます? この点では、浦沢直樹のマンガ「PLUTO」の方を支持します。生みの親(=天馬博士)より育ての親(=お茶の水博士)だ! 

ところで、お茶の水博士の英名は、Dr. Elefunです。声はビル・ナイがやっているのですが、彼はロボット革命派3人組の1人の声もなぜかやっています。ハムエッグは英名もハムエッグ。ネイサン・レインが声を当てています。

レビューは、なかなかいいです。信じられなくて、いくつかじっくり読んでみたのですが、本音は「どうでもいい」と思っているのがありありな、気の抜けた評ばかりでした(と、思いたい)。

0 件のコメント: