2009年12月29日火曜日

Bjork's "Wanderlust" by Encyclopedia Pictura/ビョークの「ワンダーラスト」

今年のクリスマス、母校Cabrillo Collegeで上演される舞台"Scrooge"の美術の手伝いをしたのですが、そこで一緒にペンキ塗りをしたリンダというクルクル巻き毛の美しい、ボヘミアンな女性が、彼女の息子さんがCGやストップモーションアニメの仕事をしている、と教えてくれました。息子さんの所属するクリエイター集団の名前は、Encyclopedia Pictura(エンサイクロペディア・ピクチュラ)。う〜ん、心当たりないな…。早速、彼らのサイト(http://www.encyclopediapictura.com/)にアクセスすると、 "Wanderlust"というクリップが表示されました。



最初、でっかい松ぼっくいと牛のあいのこみたいな動物たちが谷間で水を飲んでいます(舌遣いがかわいい)。それら見るからにおとなしそうな家畜の群れの中に、ひとり人間の少年が紛れてるぞ、と思って観ていると、顔を上げて歌い出したのは、ビョークでした。


メイキングを見ると、牛みたいなクリーチャーは、ラテックスか何かで作った等身大の造形物(目などが動くようになっている)。途中で、松ぼっくいのような毛並みが粘土っぽい動きでうにゅっと伸びていき、ちょっと「もののけ姫」のおっこと主みたいになります。水流のCGによる表現もちょっと粘土っぽくて、おもしろいです。

この作品、ビョークの "Wanderlust"のPVには2D版と3D版の2種類あります。2D版はYoutube等で観れますが、3D版はこちら

3Dメガネで観ると、ちょっと立体的に見えます。3Dカメラ、なんとリンダの息子さん自作なんですって。ニューヨークで試写があり、ビョークも出席したそうな。


エンサイクロペディア・ピクチュラは、サンタクルーズのAptosという町にいます。灯台下暗し…。そのうち訪ねてみたいです。ほかに、「SPORE」というゲーム(「シム・シティ」の作者が作ったゲーム)のプロモーションビデオ(ボツになった)、"How Will You Create the Universe? "や、GRIZZLY BEARの"Knife"のPVなどを手がけています。そして、Zion Iの"So Tall"のPVには、"Fantastic Mr. Fox"にでてくるイタチが登場します。映画の撮影中に拝借したんですって。どれもとてもimaginativeで、inspiring。

▲イタチくん in "So Tall"

彼らは結構注目されているらしく、「エスクアイア」誌の2009年12月号(US版)で特集が組まれました。




現在、3DCGの映画を制作中らしいです。すごい楽しみ…。

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