2010年1月11日月曜日

"Daybreakers"

"Daybreakers"を観てきました。今年最初のヴァンパイア映画です。
監督は「アンデッド」のスピエリッグ兄弟で、オーストラリアでロケ撮影されました。

2019年、世界は吸血鬼たちで溢れてて、彼らの餌食となる人間達は絶滅の危機にあります。「ゾンビランド」と似た設定ですが、ゾンビよりは吸血鬼たちのほうが脳ミソがあるので、もうちょっと文化的な生活というか、昼夜逆転してるだけで、人間社会と変わらない生活を保っています。

ヴァンパイアという素材には、耽美的な面とグロテスクな面の両面があって、これまではそのアンビバレンツな二面性をテーマにした作品が主流だったように思うのですが、「トワイライト」が耽美の極北に行ってしまったので、南のオーストラリアのヴァンパイアたちはグロを極めることにしたようです。

ヴァンパイアながら、唯一人間に同情的な主人公の血液学者エドワードに、イーサン・ホーク。ヴァンパイアたちへの血液供給を一手に担う企業の親分にサム・ニール。人間の女性オードリーを演じるのは、ファムケ・ヤンセン似のクローディア・カーヴァン。鬼っ子の兄と違ってヴァンパイアの自分が大好きな弟に、ツンと上を向いている鼻がリバー・フェニックスっぽいマイケル・ドーマン。そして、吸血鬼と人間の命運を握る人物を、ウィレム・デフォーが扮します。何でですかねぇ、彼が登場しただけで、何だか「プッ」って笑っちゃいました。「ダレン・シャン」に続いて、ヴァンパイアもので似たような怪しげなキャラクターを演じてるからかしら?

クライスラーのプロダクト・プレースメントがちょっと鼻につきすぎます。ヴァンパイアも人間も、クライスラーの車しか乗ってません。

人間側もヴァンパイア側もあんまり賢くなくて(昼間に敵が活動できないのが分かってるのに、わざわざ夜に行動を起こしたり)、頭脳戦にはなりようがないけど、血しぶきどころか首が飛び、体が爆発する派手なシーンがたっぷりで、血の渇きへの癒しを求めて来た観客(吸血鬼か)を満足させてくれます。クライマックスは、なんだか餓鬼道をビジュアル化したような、凄惨なvicious circleが展開されます。続編作られたら観に行っちゃうよ。でも公開第一週が4位では、無理そうですかね。

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