2010年3月20日土曜日

"Higglety Pigglety Pop! or There Must Be More to Life"「ふふふん へへへん ぽん! ─もっといいこときっとある─」


「かいじゅうたちのいるところ」のDVDに入っている特典映像の1本です。
同じくモーリス・センダックが原作で、かわいいワンコが「人生経験」を積む旅にでかけるというお話。



これまた、すごいよくできたパペット。吊したり、中に手を入れたりして操作するタイプなのかな。それに着ぐるみの猫とか、ミニチュアセットとか、実写の人間とか、コマ撮りとかを組み合わせる手法。ワンコ(声はメリル・ストリープ!)はなぜか、気むずかしい赤ん坊のお守りをすることになるのですが、赤ん坊が、パペットの体(たぶん)に、実写の顔を合成しています。顔が、おばさん顔なのは、お話のオチで理由が分かります。

この赤ん坊でピンと来ました。監督は、「マダム・トゥトリ・プトリ」のクリス・ラヴィス&マチェク・シチェルボウスキーです(スパイク・ジョーンズがプロデューサーを務めている)。どんないきさつで「かいじゅうたち」のおまけに入ることになったのか、不思議ですが、インタビューによると、最初からDVDのおまけ用として、彼らに依頼があったそうです。こんなにかわいらしい作品も作れるんだなぁ(深遠な意味があるらしいけれど)。 猫の乳製品配達屋さんに拾われたワンコが、配達品の卵やバターや牛乳をむしゃむしゃ食い荒らしちゃうところがすごく好きです。すごい欠食児童のワンコなのです。

Animation World Networkの監督インタビュー

テリア犬の主人公は、センダックの愛犬がモデルなんですってね。元ネタは、マザーグースの"Higgledy, piggledy, my black hen..."

iggledy, piggledy, my black hen,
She lays eggs for gentlemen;
Sometimes nine, sometimes ten;
Higgledy, piggledy, my black hen.

メリル・ストリープの声がすごく効いてました。彼女がセンダックのお話を吹き込んだテープがあったそうで、センダックが監督コンビに送ってくれたそのテープを聴いて、彼女が声を当ててくれないか、打診してみたんですって。ストリープは、「ビロードうさぎのなみだ」の絵本を吹き込んだビデオも作ってます。ジョージ・ウィンストンのピアノに、絵本の水彩イラストをあしらったビデオでした。

まだDVD全部観てませんが、もうひとつ、「かいじゅうたち」のメイキングで、走る犬に吠えさせるのに悪戦苦闘する撮影現場を記録したものがあって、それもすごく面白かったです。よくしつけられたタレント犬のために、「走りながら吠える」ということができなくて、スパイク・ジョーンズ監督自らスケポーに乗ったりまでしたのに吠えてくれなくて、まだあまり訓練されていない別の犬を使ってようやく成功していました。「走りながら吠える犬、絶対見たことあるのに…」ってぼやいてました(^_^)。



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