2010年6月12日土曜日

"Splice" 「スプライス」

"Splice"、観てきました。

公開2週間ぐらい前から、TVCMを打つようになって、それで存在を知りました。でも、「スピーシーズ」2番煎じのようなうさんくささプンプンで、インパクトはありましたが、観にいくかどうかは微妙だな、と思っていたら、結構評が高かったので、がぜん観にいく気になった次第です(くどいな)。

バイオテクノロジー業界のルーキーカップル、エルザ(サラ・ポーリー)とクライブ(エイドリアン・ブロディ)は、遺伝子操作によって、新しい生物の雌雄カップルを誕生させるのに成功する。だが、利益を優先するパトロン会社からさらなる研究を止められた2人は、秘密裏に次の段階の実験を進める。それは、動物の遺伝子と人間のものを組み合わせて作るハイブリッド種だった——。

というような、SFホラーです。
見どころ(=突っ込みどころ)満載の、楽しい映画でした!

まず、冒頭で誕生する生物が、とってもグロい(なんだかでっかいおチンチンがうごうご蠢いてるようにしか見えない)のに、ジンジャーとフレッドという名前をつけて、「すんげーかわいい!」とうれしそうに言うヒロインのエルザのキャラが、素晴らしいです。サラ・ポーリーは、「バロン」のかわいい女の子だったのに、「イグジステンス」とか、グロいクリーチャーとの相性が不思議とよさそう。全編にわたって、このマッドサイエンティスト・カップルの関係性が変化していくところが興味深い。ハイブリッド種(ドレン)への2人の接し方、思い入れの違い、「子育て」方針の対立…。いつも、主導権を握っているのがエルザの方なのです。ここでのエイドリアン・ブロディは、「受け」キャラに徹していて、またそういうのがすごく似合ってます。ドレンにまで、襲われちゃうし("Dren"という名前は、Nerdの逆さ読み。命名者はもちろんエルザ。名付けのセンスはなさそうだ)。

ドレンは成長が人の何倍も早く、子ども時代からは人間が演じているのですが、生まれた直後は全部CGで、ちょっとウサギっぽいです。CG、すごくよくできてました。

シリアスな映画で、シリアスな映画としてとても面白いんですが、何カ所か、すごく笑える場面があります。「今年一番笑えた!」という評もあるくらい。ブラックジョークなんですが。

一緒に観たダンナは途中でオチが分かったそうですが、私は画面で起こっていることに目が釘付けで(とくにヘタレなブロディに(^_^;))、全然予想してなかったのに、最後の最後に、隣に座っていたおばさんが、オチをつぶやいちゃったのですよ、オチのカットの数カット前に! すんげー頭来ました…。

すごく寒そうな場所だな、どこだろうと思ったら、カナダロケでした。「キューブ」のヴィンチェンゾ・ナタリの監督作だったんですね。カナダ映画(正確には、フランス、アメリカとの合作)だから、公開直前まで全然、目に触れなかったのかな?

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