2011年1月24日月曜日

"GANTZ" アメリカ上映会レポート

元旦に「トゥルー・グリッド」を見に行った時にかかっていた予告を見てビックリしたのですが、去る1月20日、全米330館あまりで「GANTZ」プレミア上映がありました。LAのチャイニーズシアターでは、主演の松山ケンイチと二宮和也による舞台挨拶とQ&Aつきで、その模様は各館へもライブ中継されました。本編もdish networkによる配信で、実はクライマックスの激しいアクションシーンの最中(おこりんぼのところ)で、回線の不具合なのか、ブツリと真っ暗になってしまいました。幸い、すぐに再開しましたが、これはサンタクルーズの映画館だけだったのか、全館そうだったのか…。
小規模な館内の客席は、だいたい3分の1〜5分の2ぐらいの入り。若者ばかりです。原作ファンなのかしら。中継で映るチャイニーズシアターの客席は満員で、熱気ムンムンでしたけどね。

映画は、邦画のイメージをはみ出すような、力作なのではないでしょうか〜。戦いのシーンが3つあるのですが、それぞれ敵の特色も闘い方も、戦う人間たちの意識もメンツも違っていて、飽きません。英語吹き替えでの上映だったのですが、そうやって見ると、日本語って口を全然開かないでしゃべるのが、しみじみ分かりました。

そして、やはり出ました。アメリカ人観客の、必殺「不適切なところで笑っちゃおう」攻撃。女の子が突然コクるシーンなど、ちょっと唐突すぎたり、変にしめっぽくなり過ぎて、リズムの崩れるような箇所は、まぁしょうがないかな、と思いますが、緊迫したシリアスな戦闘シーンなど、どうしても理解できないようなところで「ワハハ」って笑ってました。公式サイトのプロダクションノートに、「原作でも笑っていいのか泣いていいのか、よくわからないままに不思議な感情が沸きあがってくるところがある」という監督の言葉が載っていますが、それとはちょっと次元の違う話で…。わたしも、主人公が戦いから戻った時のクロスカットで、ヒロインのアップが映るべきところに松ケンの微笑むアップが映ったところでは、みんなと一緒に「プッ」と笑ってしまいましたが(^_^;)。それにしても、本作に出てくる男の子たちは、加藤の弟も含めてみんな女の子みたい。そんななか、田口トモロヲが中年代表として、ガンツ玉に「存在感なさすぎ」とかなじられつつ、気を吐いて(?)ました。トモロヲはもちろん、オリジナルの「鉄男」を演じた俳優さんですが、実は、ガンツ玉は、"Tetsuo: The Bullet Man"で一方ならぬお世話になった特殊造型の工房が手がけています。モノリスのボール型のようなガンツ玉は、本作の影の主役ですね。

…とまぁ、このように「GANTZ」と縁浅からぬ「Tetsuo」ですが、時を同じくして、NYやロサンゼルスなど、全米の主要都市で1月20日より公開されました。サンフランシスコでも公開されていれば、観に行けたのですけどね、残念。でもそのうち、SFにも来るかもね。

笑うばかりではなく、巨大大仏が両手を合わせるところでは「なむ〜」と言ったり、毎回ガンツ部屋で流れる「あーたーらしーいーあさがきたー」という歌の旋律を最後の方では覚えちゃったらしくて、リズムに合わせて頭を左右に振ったりしてる観客もいて、全体的に映画を楽しんでいるようでした。

本編の上映が終わると、再び主演二人が登場して、Q&Aが行われたのですが、ほとんどの観客は帰ってしまい、がらんとした客席で、嬌声とびかうチャイニーズシアターの様子を数名の若者達と一緒に眺めました。二人はそれおぞれ通訳を従えているのですが、華奢な二人の後ろにタッパの広いアメリカ人が立つと、まるでボディガードみたいでした(^_^)。でもどちらも気のいいお兄さん方で、割りとだらだら、ポツリポツリと話す二人の長いコメントを、がんばって英訳していました。とくに松ケンは話が長くて、途中で一度通訳がギブアップしかけたり、吹き替えの声優を褒めたコメントを、相手役のことと勘違いしたいりとか、誤訳したりしてましたけどね。松ケンも二宮くんも、英語はからきしダメみたいで、でも「パート2は練習して英語も自分たちでできたらいいねー」と言ってました。

「GANTZ」、本格的なアメリカ公開の予定はあるのでしょうか。この日の結果で判断するのかしら?

▲中断した時に出たテロップ。
トップの画像は、上映前に出た「GANTZ」クイズの一枚。
「ガンツスーツは1着5,000ドルで、50着作られた」などの豆知識も。



0 件のコメント: