2011年1月20日木曜日

"The Green Hornet"「グリーン・ホーネット」

「グリーン・ホーネット」3D、観てきました!

半年ぐらい前からかかりはじめた予告編の、主人公グリーン・ホーネットとケイトーのやりとりがおもしろそうで、観たいなと思っていたのですが、公開が近づいた昨年の11月頃からTVCMなどの宣伝を大量に打つようになり、配給会社の力の入れようは相当なものでした。それは映画の出来に自信があるからか、それともその逆なのか、この目で確かめてこねば!



ブルース・リーの出演作として有名な往年のTV番組「グリーン・ホーネット」。東洋人のリーが演じるケイトー(カトー?)は、番組では相応の扱いを受けていなかったというのが現在の大方の見解なので、映画化に際し、ホーネットとケイトーの関係をどうするかというのが一番のポイントだったと思うのですが、コメディアンのセス・ローゲン(脚本&主演)らしく、ギャグを通してホーネット=無能、ケイトー=有能というキャラ設定を徹底させていました。とくに、主従関係にあるホーネット(実生活では雇い主のブレット・リード)に対し、いつも距離を置こうとしているふうな、愛憎の入り交じった、ケイトーのツンデレぶりが、非常によかったです。私はそこんとこだけ、ピンポイント的に観ていたので、楽しく鑑賞したのですが、だんなは主人公のダメさに腹が立ってしかたがなかったそうです。私たちの隣に座っていた女の子も、途中からずーっっと、テキストメッセージングしていたので、退屈だったんだろうなぁ(液晶画面がまぶしいからやめてくれ!)。評論家らの評価も、かなり手厳しいです。いくつか評を読んでみても、どれも認めていなかったのだけれど、受けが悪いのは、白人のリードが最後まで「使えない」ヤツで終始し、中国人(上海生まれの設定だった)のケイトーが「超できる人」のお助けマンだったのが、面白くなかったに違いないと踏んでます。映画を観ながら、「いいのか? ハリウッド映画として」と思ったもの。

で、ヒーローと相棒の関係ですが、単純な主従関係で良かった昔と違い、今はいろいろとひねんなきゃいけなくて頭の痛いところだと思うんですが、基本的にリードとケイトーが「仲良くケンカしてる」だけの本作も、二人のゲイ関係疑惑を払拭しようと、うっとうしいぐらい気を遣ってました。キャメロン・ディアスの役がほとんど飼い殺しだったのが、批判のひとつなのですが、彼女はそんな二人のエクスキュースとして持ってきただけなのがバレバレの、手際の悪さは確かにあったかもしれません。ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウの「シャーロック・ホームズ」みたいに、開き直ってhomo social的な描き方(最近だとbromanceっていうらしいです)にしてしまうという手もありますけどね。それから、インターネット時代における新聞会社の位置づけも、オリジナル当時とはずいぶん違うのに、そのへんもちゃんと処理せずにスルーしちゃってたのも、いただけないですね。

本作は3D映画ですが、もとは普通の映画だったのを3Dに加工したタイプのようです。それで、スプリットスクリーンの1画面だけ3Dにしたりとか、3Dの無駄遣いをしていたのか。

「シャーロック・ホームズ」の2番煎じみたいな「ケイトー・ビジョン」とか、slickな映像処理はふんだんにしているのに、冒頭に出てくるトム・ウィルキンソン親父のかつらがやたらしょぼいのは、いかがなものか。リードのトラウマティックな子ども時代から、夜のドライブシーンがくるりと180度回転して、20年後のバカ殿リードがどんちゃん騒ぎをしている場面にトランジションするとき、アパートのサインが逆さまに建物にくっついているのが、予告編の時から気になっていたんですが、あれはなんだったんだろう。見終わった後のクレジットで、監督がミシェル・ゴンドリーなのを初めて知ったのですが、彼ならば、ただのおあそびという可能性もあるかもしれません。や、ゴンドリーだったのかぁ。いろんな意味でビックリだわ。でも評判悪いし、きっと続編はないわね…。

ケイトー役の人、私はてっきり、" Harold & Kumar Go to White Castle"のジョン・チョウだと思ってたのですが、台湾スターのジェイ・チョウという人でした。彼は、エンドクレジットでも中国語で歌ってました。ジェームズ・フランコとエドワード・ファーロングが顔出ししています。

あースシ食べたい…。

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