2011年4月8日金曜日

"Hop!"「イースターラビットのキャンディ工場」

ウサギ好きとして、見逃せない一本です。4月24日のイースターに合わせて、「怪盗グルーの月泥棒」のスタッフが作った、3DCG製のイースター・バニーが主人公のファミリー向け映画が公開されました。「グルー」はまだ観ていないのですが、半年かそこらで、1つのスタジオがもう別の長編映画を作ってしまうなんて、驚きです。えーと、Illumination Entertainmentというスタジオがやっているのね。ここは、作品ごとに各スタジオを雇って製作させる仕組みのようです。なるほど、そういうわけか。

イースター島。ここでは、歴代のイースター・バニーの指揮のもと、ひよこたちがイースター用のチョコレートや色つき卵をせっせとこしらえています。でも、現イースター・バニーの跡継ぎ、イービー(EB、Easter Bunnyの頭文字)はこの由緒ある家業よりもドラミングに夢中で、島を抜け出してハリウッドに渡り、ドラマーになる夢を追おうとします。どこでもドアのようなうさぎ穴から出て来たEBが出会ったのは、いい年をしていまだに定職にも就かずにブラブラしているフレッド(実写のジェームズ・マースデン)。一方、パパバニーは、うさぎの精鋭部隊ピンクベレーを、息子を連れ戻しに差し向けます。

うーん、もったいない。いい素材がいっぱい集まっているのに、脚本の練りこみが圧倒的に足りなくて、どの料理も一口噛んだらあとはポイっと、惜しげもなく投げ捨ててしまっています。はっきり言って、ドラマーになりたいウサギの若者とプータローの人間の男のストーリーなんて、この作品にとっては二義的なものなんだから、荒唐無稽な話になんとかケリをつけようと頭を捻るより、予告編やTVCMでちびっ子が狂喜乱舞した、EBがうんちをするとカラフルなジェリービーンズになるとか、ウィリー・ウォンカのチョコレート工場より楽しそうなイースター・エッグの工場とか、キュートなピンクベレー3人組とか、そういうアイディアをもっともっと、脚本で生かすことに労力を注ぐべきだったのではないでしょうか。もっと見たかったよ、EBのうんちシーン(変態!?)

EBの声をアテているのは、ここ1,2年、アメリカで人気急上昇のイギリス人タレント、ラッセル・ブラント。「イースターラビットのキャンディ工場」が公開された翌週には、主演作「アーサー」が公開されます。エキセントリックなキャラなので、声優としてちゃんと仕事をこなせるか心配でしたが、プロフェッショナルに声優に徹していました。1シーンで実写の自分と共演したりもしてます。

▲バーガーキングのEBのおまけ(左)。
背中のひもを引っ張ると太鼓を叩きます。

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