2011年4月4日月曜日

"source code"「ミッション:8ミニッツ」

月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ監督の新作です。処女長編に続き、こっちも本格的な香りのするSF映画。真性SFファンなんですねー。いいぞ、デビッド・ボウイの息子!

アフガンで任務に就いていたパイロットのコルター(ジェイク・ジレンホール)は、気がつくとなぜかシカゴ行きの通勤列車に乗っていた。向かいの席に座る見知らぬ美しい女性クリスティナ(ミシェル・モナハン)は、彼を「ショーン」と呼んで親しげに話しかける。混乱し、トイレに入ると鏡に映る顔は他人のものだった。何が何だか分からないうちに、突然列車は炎に包まれる。暗黒が訪れたと思うと、コルターは様々な機器に囲まれた狭苦しいコンパートメントの中に、何本ものコードに繋がれて座っていた。不鮮明なスクリーンに映る女性オペレーター(ベラ・ファーミガ)が尋ねる、「爆弾は見つけたか?」と———。



そんな風に、のっけからせわしなく始まる本作。観客は主人公と同じく、ろくに状況がつかめないまま、再び列車の乗客、ショーンの意識の中に無理矢理戻されます。8分の間に、爆弾を仕掛けた犯人を見つけろ、という指令のみを受けて———。

映画は、「列車爆破犯は誰か」と「一体このミッションは何なのか」という2つの大きな
謎の究明に向かって、ノンストップで突き進んでいきます。

「12モンキーズ」など、なんだかどこかで読んだり観たりしたようなプロットを使いながら、正統的なSF魂を感じさせつつ、映画はとてもオリジナルなものに仕上がってます。直球勝負なだけにすぐピンときちゃうのが愛嬌ですが、それだけ真っ当に作っていることの証明でもあるわけで。ジレンホールはどう転んでもマッチョ臭がしないのがいいし、2人のヒロイン像も、とても素敵でした。

もう少しいろいろ書きたいのですが、ネタバレになってしまうので、このくらいで。去年の「インセプション」ほどのセンセーションは巻き起こさないと思うけど、心意気は決して見劣りしない作品です。

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