2011年8月21日日曜日

"Conan the Barbarian"

いわずとしれた、アーノルド・シュワルツェエネッガー主演作『コナン』シリーズの最新フランチャイズです。

注目の新コナン役は、ジェイソン・モモアという俳優。最近話題のHBOシリーズ"Game of Thrones"などにも出ているようです。モモア、ちょっとかわいい名字ですけど、ハワイ生まれなのだとか。


こちらも3Dはパスして通常版で鑑賞。評判はかなり悪い方で、観るのを迷ったのですが、なかなかどうして、いいところも結構ありました。戦闘シーンはてんこ盛り、鼻が千切れたり、斬首したりと残酷シーンも容赦なく見せている(R指定です)ので、欲求不満にならずにすみます。ただ、ちょっとカメラが寄りすぎの気がします。1対1の闘いの時は気にならないのだけど、集団の戦闘シーンの時は、もう少し引いて、じっくり見せるカットもところどころはさんだ方がダイナミズムが強調されていいと思うのですが…。なんかもったいないカット割りの気がしました。

今回「Barbarian」の看板に偽りなしで行くぞ、と宣言するように、冒頭の戦闘の最中に、瀕死の妊婦の腹を割いて、赤子を取り上げるシーンがあります(赤ん坊が後のコナン)。さすがに腹部を切り裂くシーンは画面に映りませんが、それでも十分陰惨なシチュエーションです。でも、まるでコントの一コマのように、あまりにお手軽に描き過ぎていて、厳粛さのかけらもありませんでした。たまにそういう、さじ加減を間違えてスカッてるシーンが。あと、音楽がうるさ過ぎ。

顔の傷のようなものから、妖術で呼び出された異形の者まで、特殊メイクが、すごくがんばっていました。CGも使っているけれど、生身でできるところはなるべく生身でやっているところが良かったです。特に、土中から産まれる砂の戦士など、思わずハリーハウゼンの骸骨戦士を連想してしまいました。

コナンが砂の戦士と闘うところまでは、興味が続いたのですが、形勢が不利になって、敵から逃げるあたりで、スッと醒めてしまい、そこから先の長かったこと、長かったこと。たぶん、その時点でコナンというキャラクターに興味を失ってしまったんでしょう。カリスマ性か愛嬌か、どちらかが必要な役所なのにどちらもなくて、ただ強いのだけが取り柄だったのに、悪者父娘に負けちゃうんだもの。

敵の軍団の鎧が戦国武者っぽかったりと、意匠の国籍と時代がごちゃごちゃだったんですが、エンドクレジットのスタッフ名が、見事に "〜ov"とか"〜ev"とか、"v"で終わる名前のオンパレードでした。友だち同士で来ていた若者の観客が揶揄してたくらいです。ロケ地もブルガリアって書いてあったから、東欧のリソースで作ったんでしょうかね。

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