2012年4月1日日曜日

"The Hunger Games"『ハンガー・ゲーム』

観て参りました、話題の映画『ハンガー・ゲーム』。

2008年に刊行された同名の原作小説が、アメリカの若者に大人気らしくて、映画公開の少し前くらいから、ファンたちの熱望ぶり、熱狂ぶりがニュース番組などで大きく報道されていました。そういえば、去年の秋口あたりの"Entertainment Weekly"誌の表紙を本作の主人公が飾り、「?なんだろこれ? 聞いたことないけど、新番組かなんか?」と疑問に思ったのですが、それだけ、業界が注目してたわけですね。



「近未来の世界でティーンエイジャーたちが殺し合う」、というプロットを聞いた時は、邦画の『バトル・ロワイアル』のパクリじゃないの? と思ったけれど、フタを開けてみると、なんのことはない『カイジ』でした(^_^;)。いやいやながら、命をかけたゲームに参加することになる主人公、富豪で残忍なゲームの仕掛け人とそれを楽しむ人々、身体能力と駆け引きで勝ち残れば残るほど、さらなる深みにはまっていく泥沼の展開…。マンガ化のあかつきには、是非『カイジ』の人でお願いします。ザワ…ザワ…

や、でも純粋に面白かったです。堪能しました。「次はどうなるの?」とワクワクしながらページを繰るような感覚を楽しめたのは、近年にない収穫です。ティーン向け小説なので、都合がよすぎる設定がちょっと物足りなかったけれど、ティーンが夢中になる理由、よく分かります。血生臭い場面がたくさん出てくるのを覚悟してたのですが、節度のある描写でした。善悪がハッキリしていて(←アメリカで受ける絶対条件)、主人公の対戦相手の若者たちがみんないじめっ子タイプなので、やられちゃってもサバサバしたもんです。1人、主人公になつく幼い少女がいるのですが、この子がとても可愛らしくて、『エイリアン2』のニュート似の美少女。こちらでは、同じくティーンに絶大な人気を誇る『トワイライト』と比べる評が多いのですが、概して『トワイライト』よりもずっとずっと、好意的です。昨今のリアリティ番組ブームを風刺(しようと)しているところ、三角関係に偏らず、アクションに重点を置いているところ、陳腐にならずに原作に忠実なところなどが、評価されている様子。

主演は『ウィンター・ボーン』のジェニファー・ローレンス、監督は『シービスケット』のゲイリー・ロス。弓矢をりりしく構えるブルネットの姿が、ピクサーの"Brave"の主人公と重なります。その他のキャストでは、レニー・クラビッツが良かったです。ゴールドのアイシャドウがお似合い。

『バトル・ロワイアル』、実は観ていないのですが、『ハンガー・ゲーム』公開に合わせてアメリカでもDVDが出たので、借りてみようと思います。Very Long Waitなんだけど。

ところで、いつもの近所の映画館Cinema 9で観たのですが、またまたトラブル。なんでもスクリーンがデジタルに対応していなかったそうで、30分後の次の上映に回されてしまいました。なぜ事前にチェックしないのか……。サンタクルーズだから仕方ない、とみんなあきらめ顔。

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