2012年5月22日火曜日

"The Avengers"『アベンジャーズ』

相当景気のいいオープニング成績をあげているとは聞きましたが、サンタクルーズの映画館で、公開2日目の土曜日の昼下がりに観に行って、前から2列目の席しか空いていないなんて、初めての経験です。映画が終わって映画館を出ると、次の回待ちの行列が、イベント映画の公開初日深夜0時の回に出来るぐらいの長さになっていました。これは歴代の興行成績を塗り替えてしまうかも、と思わせる人気ぶりで、実際オープニング記録を更新した模様。




わたし、アクション物って途中でだいたい眠くなってしまうのですが、これは2時間20分くらいの長尺なのに、最後まで眠くならずに面白く見られました。映画の間じゅう、ヒーロー同士がそれぞれ自分の流儀を通すものだから、歯車がかみあわないまま、最後の決戦に突入、というストーリーラインが、最後まで観客の興味を引きつづけた要因です。監督と脚本のジョス・ウェドンという名前は耳慣れませんが、TVドラマや「トイ・ストーリー」の脚本などを手がけた人なのですね。ヒーローたちの生い立ちや特殊技能を活かした要所要所のギャグ、笑えます! 

(↓ここから先ちょっとネタバレ)
生身のはずのキャラクターが銃弾を受けたのにへっちゃらで走る、とかそういう部分には目をつむるのがこの手の映画では礼儀ですが、ひとつだけ、腑に落ちないところが。ハルクって、「怒ると我を忘れて怪物に変身する」という設定のはずですよね? 中盤で、ハルクが味方のスカ・ヨハを攻撃したのは、変身するとだれかれ見境いなくなってしまうから、なんですよね? それなのに、最後の決戦では、おとなしくキャプテン・アメリカの指示に従ったり、仲間と一緒にしおらしく立ってたりします。「私はいつも怒ってるのさ」というバナー博士のセリフ、最高だったけど、それを決戦における自制心を見せる行動のエクスキュースとして使うなら、今までは全部「我を忘れたふりしてだれかれ構わずぶっ飛ばしてした、含むスカヨハ」ということになってしまうのではないですか??

ポスターや予告編の露出度からも分かるとおり、一番人気はアイアン・マン。なんだか知らないけど、有無を言わせぬ「おれ様」オーラを出していて、見事な千両役者ぶりでした。ハルクやキャプテン・アメリカ、ソーなど、どうしてもややノスタルジックな、「古き良き時代の過去から来たヒーロー」という印象がまといついてる中、ひとりアイアン・マンだけが、同時代性を放つのに成功しているためではないでしょうか。クライマックスでのスタークの行動は、『鉄腕アトム』初代TVシリーズ最終回みたいで、いいとこ総取りなのもさすが。弓が武器のホークアイというキャラクターは聞いたことがなかったけれど、「Brave」にしろ「ハンガー・ゲーム」にしろ、今年は弓矢がトレンドです。若い女の子の間で、アーチェーリーが流行っているとか。

人型の有機的なキャラに対しては、CGはまだまだ改良の余地ありと思わせる出来で、ほっとします(あまりCGが進化しすぎて実写と見分けがつかないと、不安じゃないですか?)。ハルクがソーの弟(名前忘れた)をぶん回すカットは、今は昔の「ロード・オブ・ザ・リング」でトロルに振り回されるレゴラス(だったかな?)を想起させる出来でしたが、スタッフロールにWETAも入っていたから、あのカットの担当はWETAだったりして?

おまけシークエンスがあるので、エンドクレジットまで、席を立たないことをオススメします。


映画の半券を地元のコミックショップに持っていくと、
コミック本とTHORのフィギュアがもらえました。



1ヶ月後、コミックショップから電話があり、半券を渡した時に応募したクジに当たったと言われました…1等です! 景品はこれ↓

定番クッキージャー


1 件のコメント:

電気羊/e-sheep さんのコメント...

それともハルクはアメコミヒーローでは珍しいround characterで、後半「人間的に」成長した、ということなのかしら? 今まではかたくなにハルクを否定していたためにどうやっても直らなかったけど、「怒ってるのはオレ」と認めたから、ハルクを制御できるようになった、と解釈するべきなのかな?