2014年3月17日月曜日

"Non-Stop"『フライト・ゲーム』

齢56才にして主演した『96時間』の大成功により、すっかり強面アクション・スターの地位を確立したリアム・ニーソン。彼の最新アクション・サスペンスです。

航空保安官のビル・マークス(ニーソン)は、ニューヨークからロンドンに向かう飛行機に乗りこむ。機が離陸して間もなく、マークスの携帯電話に何者かからテキストメッセージが送られてくる。メッセージには、「スイスの口座に大金を振り込まなければ、20分ごとに機内の誰かが死ぬことになる」と記されていた。セキュリティのかかった連邦保安官専用の回線に、犯人はどうやってアクセスしたのか? 犯人は誰なのか? また、メッセージは本気なのか? だとすれば、どうやってフライト中の機内で人を殺めるというのか? マークスは時間内に犯人を特定し、乗客の無事を確保できるのだろうか。かくして、デンジャラスなノンストップのフライトが幕を開けるのだった——。


ニーソンのほか、隣の席に座る女性にジュリアン・ムーア、フライト・アテンダント役に『ダウントン・アビー』のレディ・メアリー役のミシェル・ドッカリーと『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴが扮しています。

評価は割といいです。いくつかレビューを読みましたが、たいてい「プロットはバカげている。だがニーソンの説得力ある演技(プラス上背とドスの利いた声)が映画の短所を救っている」という論調でした。

私の場合、こういうジャンル映画に乗れるかどうかは、キャラクター達の描写、つまり製作者側の人間観を好きになれるかどうかにかかってるのですが、この映画は出だし早々、失格でした。主要人物たちが、一生懸命「ほら、見てみて。ぼくは/わたしはこんなに他者に思いやりのある善人なの」と観客にアピールしてくるのが、うっとうしくてうっとうしくて。良識ある人は、初対面の人間に、のっけからそんなに踏みこんで世話焼きませんよ。ニーソンもムーアもレディ・メアリーも、まるで患者の面倒を任されている看護婦さんのごとき義務感で、相手に救いの手を差しのべるのです。あと、マークスの視点から、空港に集う乗降客たちが描写されるのですが、3人ぐらい出てくる妙齢の美しい女性が、全員そろって、幸せ一杯の微笑みを浮かべて、待ち人の男性を抱擁するのが、ジュエリーのCMのようなステレオタイプな女性観を物語っているようで、気にする方が阿呆なのかもしれませんが、どうしても気になりました。

などといいながら、意外にも映画、楽しめました! マークスが下手を打つせいで事態がどんどん悪化していっちゃって、怪しいキャラクター達も映画が進行するごとに増えていき、もうそれからどうなるのよ、とスクリーンから目が離せなくなること請け合いです! どうしても時間をつぶさなきゃいけないような時、最適の気晴らしをくれました。コーラのタダ券もくれたし(^_^)

現実世界では、マレーシアの旅客機が行方不明のニュースが報じられ、日が経つごとにミステリーは深まるばかりで、映画より奇なりな様相を呈しています。リアム・ニーソンが乗り合わせていたら解決したでしょうに、なんて不謹慎ですかね。







0 件のコメント: