2014年7月23日水曜日

"A Boy and His Dog"


短編ドキュメンタリー映画です。イギリスの大学の映画科学生が、卒業制作として作った映画ですが、2014年2月のアップロード以来、YouTubeで300万件のアクセス数を突破しました。

これは、ハッチという名前の大きな、大きなアナトリアン・シェパードのワンコと、オーウェンという名前の男の子の物語。ハッチは電車に轢かれて、足と尻尾をなくしました。三本足のハッチを引き取った一家が、オーウェン君の家族。オーウェン君は、シュワルツ・ヤンペル症候群という、世界に百人ぐらいしかいない難病(筋肉がギュッとなりっぱなしで緩まないので、歩行などの運動がスムーズにできず、徐々に骨を圧迫していく病気。遺伝子の珍しい欠陥が原因)をわずらっており、そのせいでひどく内気な子どもだったのですが、ハッチがやって来たその日から、固い絆で結ばれ、どんどん外交的で積極的な子に変わって、というかオーウェン君本来の、明るくて聡明な性格を取り戻していきます。国際的なドッグショーで賞をもらったことから、ハッチとオーウェンの軌跡のコンビはイギリスじゅうの評判になり、ニュースや、この短編映画や、本やFacebookなどを通し、やがて世界に飛び火していきます。

日本でも、2014年5月、TV『奇跡体験! アンビリバボー』でとりあげられたので、ハッチとオーウェンを知っている人もいるでしょう。そして、去る7月17日、奇しくもハッチの誕生日に、書籍『ハッチ&リトルB』の日本語版が出版されました。著者はウェンディ・ホールデン、翻訳は不詳電気羊(本名使ってますが)。本では、ハッチが恐ろしい鉄道事故に遭った晩にはじまり、RSPCA(英国動物虐待防止教会)のスタッフや、動物を愛するボランティアたちがハッチを救おうと奮闘する姿(「ハッチ」という名前は、ボランティアの一人が、忠犬ハチ公からとってつけた)、一命を取りとめた後の里親捜し、オーウェン一家との運命的な出会い、少年の劇的な変貌、ハッチのケガと、オーウェンの病気に一家一丸となって立ち向かう姿と、巻き起こるハッチフィーバーの様子が、とても生き生きと、平易な語り口で語られていきます。イギリス、アメリカでベストセラーになりました。

本でも、ハッチをじかに見ただれもが口をそろえているのですが、とにかくハッチの目には、人をハッとさせる何かが宿っており、オーウェンとツーショットで写るハッチのばかでっかいこと!

短編映画を見たり、『アンビリバボー』でハッチとリトルB(オーウェン)に興味を持った人は、ぜひぜひ、本も読んでみてください!

"A Boy and His Dog"
『奇跡体験! アンビリーバボー』 ハッチとオーウェン特集
ハッチのFacebook
ハッチ&リトルB
アニマル・ホスピタル」ハッチが手当を受けたハームズワース病院の院長が描く、忙しい動物病院の日々。

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