2015年1月17日土曜日

"Medal Winners Open" 「メダルウィナーズオープン」(フィギュアスケートの試合観戦レポート)



映画じゃないんですが、

2015年1月16日、代々木競技場第一体育館で行われたフィギュアスケートのショーというか競技会(?)の、「メダルウィナーズオープン」を見にいきました。スケートを見にいくの、初めてです。どんな感じでしょうね、どきどき。

会場を入ってすぐにグッズ販売のブースがあり、ブース同士がくっついているため人でごった返していて商品の品定めもままならない状態。プログラムは売っていませんでした。また、選手それぞれの箱が並んでいて、プレゼントやファンレターをそこへ入れるようになっていました。なるほど。



リンクは長方形です。リンクって、長円じゃなかったのか。それとも競技用のリンクじゃないから?



最初に、男女選手がみんなリンクに登場して顔見せ。ライサチェク、でかい! 何も彼の隣に織田君を配さなくても……(^_^;)。ジョニー・ウィアーは真っ白なお衣装で、ムササビみたいなヒラヒラが付いてました。滑りにくくないのかな。
 
誰が誰か、案外わかるでしょ?

競技は、まずは女子から。全部で6人が出場し、3人づつ練習して、本番を迎えます。

トップ・バッターは、サラ・マイヤー(スイス)。上下が赤と緑に別れたシンプルな衣装だなと思ったら、曲が流れだして理由が判明。「アメリ」でした。

一応順位を競うイベントなので、普通の競技会仕様を予想してたのですが、エキシビジョンやアイスショーのような、色とりどりのスポットライトで演出するライティングで、個人的にかなりテンションが落ちてしまいます。やっぱり、形ばかりの<競技会>なのかな。それと、私の座るスタンド席からだと、リンクに反射するスポットライトがまぶしくて、煩わしかったです。まあでも、ジャンプなど技術面では現役選手のようにはいかないから、演出や芸術面で補おうじゃないかという、主宰者側の配慮なのか。

2人目のラウラ・レピスト(フィンランド)は、オルゴールを持って登場。小道具の使用も許可とのことでしたが、使ってたのはこの人のみ。参加する側にも、このイベントをどう位置づけていいのか、戸惑いがあったためではないでしょうか。

3人目のキミー・マイズナー(アメリカ)で、やっと聞き覚えのある選手が登場。

3人とも、ちゃんと細い体形を維持してるようでしたが、腕は鍛えた筋肉をしており、アスリートらしかったです。

後半3人の練習に入ると、リンク入口付近に、ジャージ姿のプルシェンコとジョニーが立ちます。そういえば、現役選手じゃないから、リンク際で見守るコーチみたいのもいません。二人はロシアのスルツカヤ選手を応援に来たのかな(ジョニーはロシア選手とのコラボ活動も盛ん)? でも、よく見たらジョニーはティッシュ箱を両手で持っていて、安藤選手らがティッシュをもらって鼻をかんでました(^_^)

スルツカヤは心なしかお肉がついちゃったみたいで、そういう選手は腕をむき出しにしないで、袖のある衣装に身を包むようです(^_^;)。現役時代は、確かおかっぱっぽい髪型にしてたんじゃないかな。今回は、短めのポニーテールでした。演技自体はサスガにキレがあったけど、飛んだり回ったりが、やっぱりちょっと重そうでした。キス&クライでは、両側にプルシェンコとジョニーが座りました。
ブレブレでスーラの点描画みたいですが、
プル皇帝と鼻セレブのジョニー
 まだ一線気分をなくしていない人と、もう降りちゃって久しい人、すべり込んでいない人との差が、くっくりと出ていて、現役バリバリの選手たちの競う通常の競技会とはまた違った醍醐味がありました。

その次がジョアニー・ロシェット選手。やっと、今競技会に復帰しても遜色なさそうな演技を見られました。

安藤美姫はいまいち演技が散漫な感じで、本気を見せてもらえなかったような不完全燃焼感が残りました(気合い入ってるときの彼女の演技が好き)。現役時代にアメリカの解説者がしばしば指摘していた、スピード不足の癖が出ちゃってて。最初に客席から「あう!」という下卑たかけ声が一声飛んで、女性たちの反感を買っていましたが、影響あったかな? でも後ろ向きに転んじゃったのは、リンクのせいだったのかも。キス&クライで、「転んじゃったーごめんねー」ってジェスチャーしてました。

ロシェットは2位と10点ばかり差をつけて優勝、2位は「アメリ」の人、3位が安藤今日だけ選手でした。

女子が終わると、TBSのキャラクターBooBooちゃんと、女の子のスケーターが出て来て、一緒に滑っていました。その後スタッフがじょうろを持って、製氷時間に。女子トイレも売店も大行列で、目的を果たさないうちに試合時間になっちゃった。



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BooBooちゃんと女の子の余興スケート。
自称「氷の妖精」のナレーションつき。

「ロミジュリ」を滑った本田今日だけ選手には、唯一コーチと振り付け師がいた模様。演技はちょっと練習不足でしたかね。ウィアーやバトルと一緒に滑ると、オッサン度が……(^_^;)  なぜか採点にやたら時間がかかって、リンク上のウィアーが手持ち無沙汰そうにしてました。

ウィアーの演技は、女子の演技みたいにフワフワ柔らかかったです。本人からしたら「『エレガンス』」っていうのよっ」て言うのでしょうが。演技後、お客さんから白いお花の冠と大きな花束をもらっていました。どの選手の時も、リンクに花やプレゼントが投げ込まれる、というようなことはありませんでした。お客さんも、ショー気分で来てるのかな。本田とは25点差の74点! 

バトルは、外見も演技も年を感じさせなかったです。いっつも滑ってるのでしょうね。ライトにまけない白い歯がまぶしかった。ウィアーの得点を抜きました。

さあさあさあ、ライサチェク、織田、プルシェンコのバンクーバーオリンピック3人組がリンクに入ります。3人とも黒ずくめで、真っ黒3兄弟。BooBooちゃんとおそろ? やーライサチェクでかいなー。まるでジュニア選手の中にひとりだけシニアのお兄さんがまぎれこんじゃったみたい。シングルの一流選手でここまででかい人材は、もうそうそう現れないのでは。プルシェンコも意外に背が高いです。まあ殿が小さいだけかもしれないけど。練習中、織田君がすごい高さでクルクルクルッてジャンプを決める度、プルシェンコが拍手していました。織田君はホントにすごく高く飛んでて、リンクから飛び出さないかとヒヤッとしちゃいました。
手前からプル、ライサチェク、殿

織田君は、赤坂サカスのスケートリンクにやって来た時に、「今リバーダンスを習ってる」と言っていたから、てっきり新プログラムを見せてくれるのかと思ったのですが、アイスショーで何度もやっていた「アディオス・ノニーノ」で、ちょっとガッカリ。ライサチェックのど迫力タンゴ(「ロクサーヌ」)と被っちゃって、大丈夫か、と思ったけど、杞憂でした(^_^)。軽やかで美しいスケート。それプラス、現役時代より、自信や微妙なニュアンス表現力もついてます。でも、練習であんなにきれいに決めていたのに、ジャンプでコケていて、やっぱり本番で決めるのって大変なんだな、と思いました。とはいえ冒頭のコンビネーションはスラッと決めていて、後で知ったら4回転だったんですって。それでプルシェンコが拍手していたのかー。85点という点数に喜んでいた織田君の姿に、客席からは「かわいい!」の声。バナーも一番彼のが多くて、なんだいっぱいファンいるんじゃんと、心強かったです。

現役時代の織田今日だけ選手のファンで、あと皇帝プルシェンコの演技も生で見られるのをすごく楽しみにしていたのですが、一番良かったのがライサチェクだったとは。思わずスタオベしてしまいました。あとで気がついたのですが、そういえばライサチェクとプルシェンコは、バンクーバーオリンピックでの浅からぬ因縁がありましたね。それでライサチェクの気合いが変に入っていたのかー。納得だ。プルがことさら織田君の4回転ジャンプに拍手をしてたのも、ステートメントかー。プル様の演技は、ちゃんと本物のプルシェンコの演技だったけど(なんだそりゃ)、やっぱり7、8分目ぐらいにセーブしてたので、ものたりなかったです。できれば生で本気演技を見たかった。ないものねだりか。キス&クライで、曲の最後に審査員席の前でバッタリ倒れた演技を再現して、椅子の下に倒れたりして、最後までエンターテイナーな皇帝。

結果は、1位がプル皇帝、僅差で織田君が2位、3位がバトルでした。ライサチェクがバトルやウィアーの点より下というのが、自分的にはちょっと納得いかず。

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男子授賞式

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 メダリスト3人でリンク一周
反対側の席だったらなー

一応1階席で、そんなに悪い席ではありませんでしたが、どうしても遠くから選手たちを見下ろす形になるので表情とかも見えないし、審査員席とは反対側だったこともあり、生の迫力を堪能、とは行きませんでした。選手たちは楽しそうだったから、良かったんじゃないかな。観客が、各国の旗もいっぱい出してたし、なんだか高い座席代を払って、観客たちが選手の皆様をおもてなししてるみたいでした(^_^;)。次からは、かぶりつき席以外だったら、テレビ放映でいいかな(^_^;)。隣に、かなり筋金入りのスケオタらしき女性が座り、すごく大きな声でかけ声をかけたり、30秒に1回ぐらいむちゃくちゃひびく拍手をしたりと、大忙しでした。いろんな選手を応援していますが、特にロシア選手ファンなのかな? 旗を出して、「ジェーニャー(プルシェンコの愛称)!」と叫んでおられました。模範的な観戦マナーなのだろうとは思いますが、拍手の音にビビるので、できれば隣りに座りたくなかったです。


*おまけ*

2014年の11月頃、赤坂サカスでスケートリンクがオープンした時にゲストとして登場した織田信成。結構たくさん滑ってくれました。スイスイ、くるくると気持ちよさそうでした。
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終わって引き上げるところの織田君に遭遇して、なんか声をかけたかったけど気が引けてできなかった(^_^;)。その後リンクは一般客に無料で開放され、織田君が滑った直後の、同じリンクを滑ってきました。

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