2017年6月12日月曜日

"The Mummy"『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』

公開後初めての週末に観に行きました。

興行成績では『ワンダーウーマン』に惨敗と報じられていますが、客席は老若男女で賑わっています。結構お年寄りも多いのが意外。えーと、往年のモンスター映画を懐かしんで? トム・クルーズファン!?  私たちの隣りに座ったのも元ヒッピー風の60年代風の人で、ここの劇場グループが上映前にかけるジェットコースターを模したスポットで、両手を挙げるノリの良さ😀

"wrapped in plastic"のトム・クルーズが死体安置所で息を吹き返すシーンでも、「ひゃあ!」みたいなすっとんきょうな声をあげて、それまで息つく間もなく展開するスクリーンに魅入っていた観客たちもそれに反応してクスクス笑いが波のように起きて(だって予告編でやってたじゃない! この人は映画ビギナーなのか!?)、私たちの前席に座っていた「上映中のおしゃべりは他のお客様の迷惑になります」スペイン語娘三人組に笑いの発作が起きちゃって、しばらくキャハキャハ笑っていました。こういう映画は大勢の観客たちと映画館で観るに限りますねー!

簡単なあらすじと書こうと思ったけど、まあいいかな。みんな知ってるよね。
トム・クルーズはトム・クルーズ役で、ミイラは『キングスマン』の足が凶器になってたソフィア・ブテラで、クルーズのサイドキック役がテレビ『New Girl』のジェイク・ジョンソン。ラッセル・クロウが秘密組織のボス役ですが、こういう、「超常現象(たいてい歴史ミステリーに材をとる)のからむ事件を扱う政府の息のかかった秘密組織」みたいのが大流行りですね。小説の世界もしかりで、それがまたよく売れているそうです。

本編はユニバーサル・ピクチャーズが立ち上げた「ダーク・ユニバース」の第一作。今後も活躍できるように、トム・クルーズは(→ネタバレなので白字に)死の神セトと合体してデビルマン化します。

鑑賞後、監督のインタビューを読みましたが、トム・クルーズの動きがすっかり「うる星やつら」のテンちゃんだった水中シーンは、なるべくCGにしないで、生身の人間たちで撮ったそうです。おかげで生々しかったけど、その代償がテンちゃんなのはどうだろう。



2000年代に制作されたブレンダン・フレイザー主演のミイラシリーズ、『ハムナプトラ』。
第三作のノベライズ翻訳が、はじめて訳した小説です。秦の始皇帝っぽい役でジェット・リーが出てました。これの主人公のコメディタッチ、巻き込まれ型タイプが本作でも踏襲されています。

2017年6月10日土曜日

"Wonder Woman"『ワンダーウーマン』

あんまり評判いいので観に行ったら、まじで良かったです。

全然知らなかったけど、ワンダーウーマンてアマゾネスで、ゼウスの子どもだったんですね。原作は1941年に誕生し、第二次大戦中の話だそうですが、映画版では第一次大戦に変えています。

ダイアナ(後のワンダーウーマン)が育ったアマゾネスの島に、ある日突然、アメリカ人パイロットのスティーブが操る戦闘機が落ちる。それまで世界から隔絶していた女戦士たちは、世界大戦が勃発したことを知らずにいた。宿敵・軍神アレスを倒して戦争を終わらせるべく、ワンダーウーマンはスティーブとともにイギリスに渡る。

2017年6月9日金曜日

"American Gods" 『アメリカン・ゴッズ』

ケーブル局STARZのテレビドラマで、原作は『コラライン』『スターダスト』のニール・ゲイマン。ゲイマンは製作総指揮もしている。

昨年に製作が発表されてからずっと観たかったのですが、プレミアムチャンネルなのであきらめていたら、日本のアマゾンプライムで観られるじゃないですか! なんか複雑。ぼかしをいくつも入れなきゃいけないのに、よくストリーミングするなぁ。

原作は長いし、一筋縄ではいかない内容なのに、映像化に成功していてすごいです。「物語を物語る」という点では、アメリカのテレビドラマはどんどん小説のレベルに近づいています。小説がテレビドラマに近づいているとも言えるかもしれない。小説を古い神、テレビドラマを新しい神と捉えれば、そのまま『アメリカン・ゴッズ』を体現しているようで面白いです。ムーンが雪を降らすシークエンスが美しくて、特に映像化ならではのCGによる絵作りが白眉。