2018年9月28日金曜日

"The House with a Clock in Its Walls"『ルイスと不思議の時計』

⭐️⭐️⭐️

おもしろかったです。
キャストが絶妙でした。
ジャック・ブラック、ケイト・ブランシェット、カイル・マクラクラン……。

時代設定は1950年代ですが、昔の、メリエスとかの時代の魔術師の雰囲気が味わえてよいです。音楽も含めて。

エンドクレジットのイラストがかわいくて、ゴーリーっぽいなと思ったら、
原作の児童書『壁のなかの時計』のイラストがエドワード・ゴーリーなんですね。

Cinema9。MoviePassで観られるまで、3日がまんしたよ……。

2018年9月9日日曜日

"Quiet Place""Hereditary""I Kill Giants"

"Quiet Place"『クワイエット・プレイス』
⭐️⭐️⭐️

ドント・ブリーズ』に続き、「音」にまつわるホラーです。

自慢ではないが、隠喩とかにすごく鈍い私のような者にも、これが何の暗喩であるのかビンビンに伝わってきて、もう「ははあ〜」とひれ伏すしかありませんでした。まさにぐうの音もでませんでしたとさ。ちゃん、ちゃん。


"Hereditary"『ヘレディタリー 継承』
⭐️⭐️⭐️

『ミッドナイト・サン タイヨウのうた』を観に行った映画館で見かけた、ドールハウスにうさぎがいるポップに興味を引かれて。

怖かった……。主にトニ・コレットが。
恐怖って、不条理が引き起こすのか。

うさぎは特に関係なかった。

"I Kill Giants"『バーバラと心の巨人』
⭐️⭐️⭐️

怪物はささやく』のガーリー版。
主演の子がものすごい役者でした。

観て楽しい映画ではない。空想世界に遊ぶ子どもには、まず観客は共感するものなのに、それを許さないところが凄かったです。

カリフォルニアに住んでいるので、森の中の廃車両を燃えっぱなしにしとくのが信じられませんでした。こっちだたったら、間違いなく大惨事になる。

こういうHidden Jemには、しょろっとジェニファー・イールが出ているの。

監督は、アカデミー短編賞を撮ったデンマークのアンダース・ウォルター。実は、2014年のアカデミー短編賞を撮った『ヘリウム』は、大嫌いでした。

日本版の公式サイトで「眼鏡女子」とか「女子人気」とか、やたら「女子」を使うのが気になりました。バーバラみたいな子どもも「女子」って呼ぶの?

2018年9月8日土曜日

"Crazy Rich Asians" 『クレイジー・リッチ』

⭐️⭐️

最後の花火がよかったです。

冒頭のロンドンのお高いホテルのエピソードでは、アジア人のみならず、庶民のハートをわしづかみしたと思います。

主人公のひょうきんな友だちが魅力的でした。その子の家の、ちびっ子姉妹のケータイカバーがくまモンでした。

あとディスカバリー号の艦長(ミシェル・ヨー)もかっこよかったです。
アジア人のお話の映画がヒットしているポイントは、(美しい)女性たちの物語、(そしてほっとさせるように、コミカルな人物をここかしこで配置するという計算高さ)というのもあるのかな。『ジョイラック・クラブ』も女性たちの物語でしたね。

エンドクレジットのアニメーションが、キュートでした。

2,3、awkwardなジャンプカットが気になりました。

今敏の『パーフェクト・ブルー』の予告編(2日だけ上映)がかかったとき、前の席に座っていたティーンぐらいの男の子が、タイトルが表示される前に"Perfect Blue..."ってつぶやいてたので、オタクですね。

MoviePass@Cinema 9。これで今月は3本分使ってしまいました。
ポップコーンのおまけがついたけど、飲み物がないので水ボトルを買ったら5ドルだった😓
MoviePassは、もう当日にならないと、どの映画が観られるのかわからなくなった。しかも、午前1時ぐらいではまだ決まっていないという……。

2018年9月4日火曜日

"Please Stand By"『500ページの夢の束』

⭐️⭐️

若い子向け、ファミリー向けの、優しい映画でした。
トレッキーとか、オタクに向けた映画というよりは。

主人公には姉がいて、妹と姉の話でもあります。
主人公のウェンディ(ダコタ・ファニング)は、自分と姉を、カークとスポックの関係になぞらえていました。
ダコタとエルのファニング姉妹がもっと幼いとき、『トトロ』の吹き替えを仲良くやってるメイキング映像を観たばかりでした。姉妹の気持ちに共感しながら演じていたのかもしれませんね。

ウェンディはシナボンでバイトをしている。

劇中で出てきた、『スタートレック』のトリビア本は、たぶん映画の小道具。その手の本は売っているけれど、題名と表紙に該当するものはAmazonにはありませんでした。
本編中、バルカンの「長寿と繁栄を」サインをするダコタちゃんは観られませんでした。でもクリンゴン語をしゃべる。
もとはトレッキーではなく、トールキアンの設定だったそうで、そっちだったらエルフ語をしゃべったのでしょうか。アメリカではトールキアンはあまりポピュラーではないのか……。映画大ヒットしたのにね。
バルカンのサインといえば、実はカーク役のウィリアム・シャトナーはあの手の形が作れなくて(どんだけ不器用なの)、魚釣り用のワイヤーでサポートしてたんですって。

施設の運営者で、一児の母であるスコッティ役は、トニ・コレット。感想書かなかったけど、"Hereditary"(『ヘレディタリー 継承』)の母親役がすごかった。この映画では、『シックス・センス』のときみたいに、子どもや施設の子たち思いの働くお母さんでした。名前はスコッティだけど、ウェンディをLAに転送はしない。カーク船長もトリブルも知らない。

この映画もサンフランシスコが舞台だけど、すぐにウェンディがLA目指してでかけちゃうので、最初と最後しか映らない。

小型犬のピーターに着せている手編みのスポックセーターがかわいかったです。

バスの切符売り場係で、『ER』の杖ついてた院長さん役の女性が出ていました。
ウェンディの道中、いい人も悪い人も出てくるけど、総じて優しく撮られた作品で、若い人に観て欲しくて作ったのだと思う。だからゆるゆるな作りにいちいち目くじら立てるのもそれこそ大人げないが、自閉症という設定なのに、曜日ごとに色を決めているセーターを3日間平気で同じ色着ているのは、ちょっとどうなのだろう。

そういえば、レインマンにも同性のきょうだいがいたよな。自閉症には旅をさせろ、と。

DVDにて鑑賞。

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<以下は映画とは無関係の訳書の宣伝>