2018年12月26日水曜日

"Mary Queen of Scots"『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

⭐️⭐️

最初と最後のジャンプカットが対になっていてカッコいい!

その間のお話は、何がいいたいのか、ストレートにずんずん来る映画ではありませんでした(そこが良さでもあった。えげつないのは刺激的で話題は呼ぶだろうが、あまり好きではない)。一緒に観ただんなの方が、おもしろく観たようです。隣の席のおばあさまおふたりが、「最後までだれが誰だかわからなかったわー。あと3回観なきゃ)とおっしゃっていました。(^_^) わたしもあと3回ぐらい観たら、腑に落ちるのかも。ちなみに人物の見分けは、『ゲーム・オブ・スローンズ』で鍛えたのでわりと困らなかった。

ずっと、これがレディ・バードを演じた役者さんなのか〜と、メアリ女王役のシアーシャ・ローナンに感心しきり。最後のエリザベス(マーゴ・ロビー)との対決場面では、目つきがやばかったです。
ライトブルーの瞳は、酷薄にもなれるのだなあ。本気で「嫌なヤツだなあ」って思ってしまいました。

★みんな(強い王様より)〝悲劇の女王〟ストーリーが大好き、という論評
https://www.hollywoodreporter.com/news/critics-notebook-obsession-female-royalty-is-an-obsession-female-trauma-1171713?utm_source=twitter


"Welcome to Merwen"でもらったタダ券で観賞! クリスマスはお店がどこも閉まっているのでみんな映画館か遊園地ぐらいしか行くところなくて、混んでいました。『アクアマン』とかは若者や家族でいっぱいだと思うけど、この映画は白髪の方々でいっぱいでした。今日公開の、ウィル・フェレルのホームズ映画を観たかったんだけど、もう結構埋まっていたのでまた今度に。

2018年12月25日火曜日

“Welcome to Marwen” 『マーウェン』

⭐️⭐️⭐️

ロバート・ゼメキス監督作“Welcome to Marwen” を観ました。

実話がもとになっており、2010年には “Marwencol”の題でドキュメンタリー映画にもなっています。ドキュメンタリー映画は観ていませんが、紹介記事でこの話は知っていました。

どんな話かというと、2000年にニューヨーク州のキングストンという町に住むマーク・ホーガンキャンプという男性が、バーで飲んでいたところ、5人の若者にからまれてひどい暴行を受けて重傷を負います。やがて体は回復しますが、襲われる以前の、成人後の記憶を失ってしまいます。以前は才能あるイラストレーターでしたが、今は自分の名前さえ綴れません。記憶はなくしても、内なるアーティスト魂に突き動かされ、マークはイラストを描く代わりに、自宅の裏庭にミニチュアの町(町の名前が Marwen、マーウェン)や戦場を作り、そこへアクションフィギュアを住まわせてストーリーに合わせて様々なポーズをとらせ、写真に収めて行きます。人形なのに、なぜか真に迫る写真の数々が注目され、やがて各地で個展が開かれるアーティストしての評価を確立していきます。

2018年12月18日火曜日

"Mortal Engines"『移動都市/モータル・エンジン』

⭐️⭐️⭐️

フィリップ・リーヴのYA小説『移動都市』を、ピーター・ジャクソンが製作・脚本したスチームパンクSFで、ピージャク作品のストーリーボードを長年担当していたクリスチャン・リヴァースが監督に初挑戦しています。

「60分戦争」で文明が崩壊してから1000年後の未来。そこではキャタピラを履いた都市が、地上を動き回り、別の都市を「食らって」生き残ってきた——この奇想天外な設定だけで、あとはなにもいらないですねー。

2018年12月15日土曜日

"Spider-Man: Into the Spider-Verse"『スパイダーマン:スパイダーバース』

⭐️⭐️⭐️

公開初日の一回目、12:40pmの回で見ました。観客は数名。

おもしろかったです。

でも、背景などの輪郭が、色違いの2重に表示され、すごくうるさい感じで、果たしてそういう効果なのか、それともひょっとして映画館が間違えて、通常版上映の回なのに3D版のフィルム……じゃなくてメディアをかけたのか、どっちだろうとずっと気になって、あまり映画自体に集中できませんでした。前評判で、すごく画期的な、いろんな表現をしていると聞いていたので、あれも立体感を出すための効果のうちなのかどうか、確信がもてない……。でもそうだとしたら、うるさいだけだと思うのですが……。

2018年12月12日水曜日

"The Nutcracker and the Four Realms"『くるみ割り人形と秘密の王国』

⭐️⭐️1/2

まさにeye candyな(目においしい)映画でした。

あまり心の滋養にはならないかもしれないけれど、こういう映画はやはり、せっかくなら大きなスクリーンで観たいです。
クリスマス気分も盛りあがってよいですしね(テレビでルポールのクリスマス特番を観てど派手なクリスマスデコレーションが観たくなって観に行った人🎄❄️)。

CGも「すごいなあ」と感嘆しながら観ました。ねずみの動きが特によかったなあ。さすがディズニー。冒頭のロンドンの風景とか、力業(エンドクレジットをじっくりみて、労ってあげましょう)。雪や滝などのパーティクルも、ほんと表現が進歩してますよね。

ただ、モーガン・フリーマンだけはちょっと、この映画に合わなさすぎでは。
いくらおとぎ話でも、イギリスの裕福な白人家庭のゴッドファーザーがフリーマンって……。

あれ、批評家の評価は低いですね。なんだろう。自分的にちょうどいい感じが、アメリカ受けするには淡泊すぎるんだろうか?

アメリカでは11月頭から上映している映画ですが、細々と上映しています。日によっては全然かけてないときもあって、ダウンタウンでクリスマスパレードのあった日には午後いちの上映を入れたりして、フレキシブルだなあ。


2018年12月10日月曜日

"Bumblebee"『バンブルビー』

⭐️⭐️⭐️

去年サンタクルーズのビーチ・ボードウォーク(Beach Board Walk)遊園地🎢🎡🎠でロケ撮影をしていた映画『バンブルビー』を観てきました。

話題の新作映画を先行上映で観たことは何度かありますが、シネコン館内に入った後に、スクリーンの入口でチケットのチェックをする係員(なんかコワモテ)が立ったのは初めてです。

映画は、楽しかったです。
気持ちがいいほど子ども向けですが、観ているうちに、すっかり自分も若い子気分に戻って楽しめました。
初期レビューも大変好評で、Tomato Meterはレビュワー14人、100%。Variety評では、エグゼクティブ・プロディーサーであるスティーブン・スピルバーグの『E.T.』的な、"boy-and-his-dog"(少年と犬)フォーミュラを採用しているとありました。バンブルビーは、子どもには夢のペットだと。

2018年12月5日水曜日

"Gerald's Game"『ジェラルドのゲーム』

⭐️⭐️⭐️1/2

スティーヴン・キング原作、マイク・フラナガン監督。

キング小説の映画化作品として、白眉でした。しかも、ホラー度や偏執度控え目『ショーシャンク』『スタンド・バイ・ミー』と違って、キングのエッセンスも薄めることなく。CGIが成熟してきた今だからこその表現も手伝っています。

それこそ、手かせでベッドにつながれ動けない主人公が頭の中で葛藤する夫と自分のアバターみたいに、2日経っても頭に居座ってしまって、ちょっと困るぐらい(楽しい内容ではないので)。

カーラ・グギノが素晴らしかったです。
『ツイン・ピークス』の巨人や、『新スタートレック』のミスター・ホムでもおなじみカレル・ストルイケンが死神役で登場!

あと、もしかしてと思ったら、やっぱりヘンリー・トーマスもいました。
ちょうど昨日は『E.T.』公開記念日でしたが……。

ところでキングはもしかして犬が嫌い?

『シャイニング』続編『ドクター・スリープ』(スティーヴン・キング原作、ユアン・マクレガー主演)の監督が、マイク・フラナガンなのですね! これは期待が高まります。本作の功績ゆえの抜擢でしょうか? 原作は、キング作品で一番好きかもしれません。

Netflixにて観賞。

2018年12月2日日曜日

"How the Grinch Stole Christmas!"

⭐️⭐️
アメリカでは感謝祭が終わると、テレビもクリスマス仕様。定番・特番いろいろなクリスマス向け番組が放映されます。(特に力が入るのが、ディズニーのABCチャンネル)

早速、1966年のTVアニメ版『グリンチ』を放映。声とナレーションは、ボリス・カーロフでした!
挿入歌の作詞はドクター・スース自身。グリンチが民家からクリスマスグッズを盗むところがおもしろかったです。通しで見たことなかったけど、そういう話だったのか。でもあのキャラクターデザインはどういうコンセプトなのでしょうか? 甲羅なしのカメ?……じゃないよね。

 今年のCG版で短編"The Dog Day of Winter"のおまけつき放映。風邪を引いたグリンチのために、町へ紅茶を買いに行くけなげな忠犬がかわいく、楽しい一編。五分ぐらいの短さ。長編の方は観ていないけど、声がベネディクト・カンバーバッチっていうだけで爆笑ですよね :-)

関係ないけど、わたしがはじめてドクター・スースと『グリンチ』がアメリカで有名と知ったのは、レイ・ハリーハウゼンの『大全』を下訳したときでした。ハリーハウゼンは二次大戦中にドクターに頼まれてマケットを作ってあげたことがあるのです。

今日(12月1日)、ダウンタウンであったクリスマスパレードにグリンチが!
クリスマスを盗みに来たよ。