2019年12月6日金曜日

"Jojo Rabbit" 『ジョジョ・ラビット』

⭐️⭐️⭐️

大好きな『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』(と『マイティ・ソー バトルロワイヤル』と『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』)のタイカ・ワイティティ監督の話題作、というより問題作?

主役のジョジョ役と、親友のヨーキー役の子がかわいかったー。

終始ユーモラスな作品なのかと思って観に来たので、途中でびっくりしました。

スカーレット・ヨハンソンやサム・ロックウェル共演。ロックウェルのお供役は知らない俳優だとばかり思っていたら、グレイジョイだった。

一緒に観ただんなはむかついたたらしいです。
わたしは好きです。たぶん『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』が大好きで、監督の子どもの描き方を信頼しているからかも。

〝胃がバタフライ〟、を文字通り映像にしたカットも好き。

時間ができたら原作も読みたいです。

2019年11月9日土曜日

"Doctor Sleep"『ドクター・スリープ』

⭐️⭐️⭐️⭐️

よかったです。
原作好きなんですが、原作ファンも満足すると思います。
ジェラルドのゲーム』のマイク・フラナガン監督とスティーヴン・キングのコンビ、すごく相性がいいと思います。

終わり方が、原作と違います。

ヴィランであるローズ役のレベッカ・ファーガソンがすごくよかったです。
スネークバイト・アンディ役のエミリー・アリン・リンドは、『眺めのいい部屋』のヘレナ・ボナム・カーターを彷彿させる五角形顔でした。

フラナガン監督、俳優を魅力的に撮るのうまいかも。

わたしも白くてとてもかわいい顔のふわふわ猫と、観音さまみたいなユアン・マクレガーに看取られながら逝きたいと、せつに思いました。

時間がなかったんですが、観る前に『シャイニング』を見なおしとくことをおすすめ。ワーナー・ブラザーズのロゴからして。

予告編でサム・メンデス監督自らが『1917』の撮影方法を解説していて、え、全編1カットで撮っているの。こりゃすごい。

閑話休題。
初日に観に行ったんですが、同日公開の『ミッドウェー』、レビューは非常に悪いのでたかをくくっていたら、チケットを買うときうしろの初老白人男性がきこえよがしに"Midway!"といっていて、すごくいやな気持ちになりました。今週は問題なく『ドクター・スリープ』が1位だと思ったのに、『ミッドウェー』に抜かれたみたい。月曜日はベテランズ・デイ(退役軍人の日)でした。うしろのおっさんもそうなのか?

『ドクター・スリープ』がコケた理由は、長すぎる(151分)のと若い世代がクーブリックの『シャイニング』になじみがないからではないか、とのこと。でもブロックバスターでなくても本作はじゅうぶんペイするだろうとの意見も。

すごく出来がいいからみんな観て。長くてつらいんじゃなくて長くてうれしいから。

2019年11月5日火曜日

"Motherless Brooklyn"『マザーレス・ブルックリン』

⭐️⭐️⭐️
『ザ・ライトハウス』に続いて、ウィレム・デフォーシリーズ。
ゴッホっぽいひげバージョン。ゴッホ、観てない……😢。
兄弟思いなのもゴッホ。

エドワード・ノートンが作りたくって作った映画。
よかったです。

思ったほどレビューがよくなく、興行成績も低いみたい。
サンタのニコロデオンにはいっぱい、お年寄りが観に来ていたのになあ。
いっぱい受けてもいたのになあ。

ただ、予告編を観て期待したほどの満足度はなかったです、確かに。
この手の映画には、やっぱりウェットさが欠かせないんじゃないかな。
ちょっとドライすぎたか。(最初の方で、エド・ノートンが水の中に沈み込む『ロケットマン』みたいなシーンと、アレック・ボールドウィンがプールで泳ぐシーンが二度あるけれど)。アレック・ボールドウィンのキャラが出てくるところは、顔をなかなか映さず思わせぶりだったけれど、予算で苦労した話を聞いていたのでひょっとしてボディダブルなのかなあとか勘ぐっちゃった。途中から運転手係と猫ちゃん(かなりかわいい)が出てこなくなるのもそのせいか?

音楽はすごくよかったです。

ウェットさは、ニール・ジョーダンの『殺人天使』を見習えばいいと思う。


彼がトークショーに出たとき、俳優たちが利益抜きで出てくれた話をして、「今後ぼくが彼らの出ている映画に端役で顔見せしてるときは、それの恩返しをしてるって思って!」なんていっていました。あと、ファンが寄ってくるときに、だいたいどの出演作のファンかわかるけど、あるとき労働者風のむさい男がやってきて、『ムーンライズ・キングダム』がすごく好きでー、と話しかけられて、実はすごく繊細なファンでした、というエピソードが面白かったです。ノートンはすごくおとなしそうな、神経質そうな人でした。多分映画にウェットさが足りないのは、ノートンの性質のせいなのでしょう。ところでわたしはどうしてエドワード・ノートンが好きだったのかなあ。

“The Lighthouse”『ザ・ライトハウス』

 ⭐️⭐️
フロリダ・プロジェクト』以来ウィレム・デフォーが好きなので見てきました。
クローズド・キャプションのプロジェクターを借りたのですが、それでも"you"を"ye"という、昔(1890年頃の設定)のアイルランドなまり(デフォーのインタビューではWest Country English accentといっています。昔の灯台守のフッテージを監督に見せられて勉強したらしいです)のせいか何言ってるかわかりませんでした。日本語字幕で見たいです。これ訳した人偉いと思います。

 BGMや効果音がでかくて怖いよ。

 セリフも話もわからなかったアホだけれど、すぐに気がつくのは画面が白黒で、画角がほぼ四角( 1.375:1 のアカデミーレシオというらしい)なこと。三十五ミリのカメラで撮ったそうです。(実はカレッジの映画科で35ミリの短編映画を作ったことがあります。IMDBにも載っているよ)

 最後は霧笛に呼ばれた恐竜が灯台を壊して終わります。ちょっと違うけど大体合っています。

 カンヌ映画祭の頃からすこぶる評判いいです。
 けなしているのももちろんあり、わたしの感想はそれ(ストーリーがない、『トワイライトゾーン』の1エピソードでしかない)に近いです。
Review: ‘The Lighthouse’ is a film so well-made that it stinks

 この手の映画の賛否をわけるのがなんなのか、いまだにわかりません。
 メルヴィルとか『第七の封印』とか『シャイニング』とかを引き合いに出してほめているレビューもありますが、わたしが観ているときにいちばん感触が近いと思ったのは、バリー・パーヴス(イギリスのストップモーション・アニメーション作家)かな。フィジカルなんだよね(男同士の)。

一カット、すごく好きなカットがあります。デフォーの目が光るところ。

監督の"Witch"は今度観てみたいと思います。

観客はわりと入っていました(日本の方が公開が一足早かった)。「お前のおならがきらいだー!」と力説するパティンソンに受けておりました。

■監督、デフォー、パティンソンが語るインタビュークリップ。


Robert Pattinson and Willem Dafoe Talk ‘The Lighthouse’ Production (EXCLUSIVE VIDEO)

 Conanのインタビューで少し合点がいったのが、メルヴィルやミルトンなどから引用したセリフや、かなりせきららなセリフのオンパレードだったみたいで、そこがわからなかったためにピンとこなかったのかもしれません。結構そういうのあります。あとでClosed Captionつきで見なおしたらちゃんといい映画だったというのが。リスニング苦手で......💦

2019年10月26日土曜日

"Once Upon a Time in Hollywood"『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

⭐️⭐️⭐️

10分追加バージョンが今日から公開とのことで、いそいそ観てきました。オリジナル版を観ていないので、どこが足されているのか不明。もしかしたらオリジナル版だったのかな?

タランティーノはひょっとして足の裏フェチ? 
『キル・ビル』でもユマ・サーマンがいっしょけんめい足の指を動かしていたよね。タランティーノ印のキャラクターは足の裏に脳みそがついていそうだ。マンソンファミリーの女の子たちは確実に(ダコタちゃんが強烈だったな)。
足もとのショット多し。

こう、最後に(観客が)報われる映画って、それまでが結構苦行......。

『イングロリアス・バスターズ』でも、確かこういう歴史改変していたような。
痛快でいい気持ちがするぶん、不健全だと思う。
映画スターが主役の話というのとは関係なく、その人の「映画観」を問うてくる作品なのでは。少なくともわたしは見終えた直後、大きな「?」を突きつけられた気がした。スコセッシとコミックヒーロー映画論争じゃないけど。

とはいえ、クリスとリックの続編映画が観たいか、といわれれば観たい。映画はguilty pleasureの面も確かにある。

役者はみんなよかったなあ。
映画中映画のウェスタンの主役役の人は見覚えないけどよかった。
子役少女もよかったなあ。

リックの家で「FBI」のドラマを見るシークエンスが『ミステリー・サイエンスシアター3000』みたいで好きでした。

予告編前のCM上映のときに、映画中CMを混ぜていましたね。(これが追加分との情報もある)
エンドクレジットの音楽がいいと思いました。
エンドクレジットの架空CM中、デカプーが撮影終了後にぷんすかする場面が愉快でした。


クリスの飼い犬ブランディはピットブル。来年放映予定の『スタートレック:ピカード』で、老いたピカードが飼っている犬「ナンバー・ワン」もピットブル。サー・パトリック・スチュワートがピットブルのイメージ改善活動に熱心なゆえだとか。ブランディなみの活躍をしてくれるかな。


予告編で『ライラの冒険』流れた。🙂



2019年10月1日火曜日

"The Book of Dust" Vol.1 "La Belle Sauvage"

⭐️⭐️⭐️⭐️

映画ではなく、オーディオブックの感想です。

『ライラの冒険』は、第1部「黄金の羅針盤」が映画になりましたが、一作きりで終わっちゃって、受けなかったのかなと思ったら、キリスト教方面からのボイコットがあったのですね。

今年の11月に、HBOとBBCによるドラマシリーズが放映されます。ライラ役は、『LOGAN/ローガン』のダフネ・キーン。ほかに、ジェームズ・マカヴォイ(アスリエル卿)やリン=マニュエル・ミランダ(リー・スコースビー役)等が出演しています。LMNは、同系統のファンタジー小説『風の名前』の大ファンで、映画化の製作に関わっていたのが頓挫しており、ファンタジー好きなのかな。(『風の名前』もオーディオブックで夢中で聴きました。続編はまだかー。)監督は『英国王のスピーチ』のトム・フーパー。撮影は、シーズン1と2を続けてとったそうです。というのも、原作の第1部と2部は数時間のギャップしかなく、主演のダフネは14歳なので、1年後とかだとずいぶん成長しちゃうからだそうです。9月22日にあったエミー賞授賞式のレッドカーペットで、LMNが、もう2シーズンまで自分の出演分は撮り終えてて、ウェールズから戻ったばかり、といっていました。今回は第3部まできっちり描かれることを願いましょう。

=================
〈追加情報〉10.15.19
BBC&HBOドラマ版『ライラ』には"The Book of Dust"の場面も入っているとの情報が。
https://www.radiotimes.com/news/tv/2019-10-15/how-philip-pullmans-book-of-dust-appears-in-the-bbcs-his-dark-materials/
記事によれば"The Book of Dust"第1巻 "La Belle Sauvage"のラストシーンが描かれます。
今日はイギリスでレッド(ブラック)カーペットがありました。
=================

EWの記事
 キャストはみんな原作ファンで、リン=マニュエルはもうダイモンでもなんでも演じる、といっています。実際の役はテキサス男のリー・スコースビー(「またタイプキャストだよ!lol」←LMNはヒスパニック、FYI)。インタビューにこたえているところを見るだけでもおもしろいな、LMN。現場には原作者のフィリップ・プルマンが貼りついていたそうなので、出来は心配しなくてもよさそう。動物の姿をしているダイモンは、ピンポン球じゃなくて、パペットを使ったんだそうです。最後は「自分がダイモンだったらどの動物か」で盛りあがってました。LMN はニューヨークのピザをくすねるネズミだって。What about you?

2019年9月30日月曜日

"Star Trek: The Motion Picture" (1979) 40th Anniversary『スタートレック』公開40周年記念

 ⭐️ ⭐️ ⭐️

1979年に公開された初代『スタートレック』映画第一作の、40周年記念上映に行ってきました。

映画館でこの作品を観る機会、逃せません!

例によってのFathom枠。9月15、18日2日限りの上映で、15日は地元の映画館では1時と4時の回があり、わたしは4時の回に。観客は、数名でした💦でもときおり笑いが起きたり、最後には拍手も。

上映前のおまけで、この映画ができるまでの紆余曲折を、脚本家やチェコフ役の人が説明するインタビュー映像が上映されました。いずれかのDVDに入っているみたいです。内容は、『幻に終わった傑作映画たち』を訳していて知った、カークがプロメテウスになるストーリー案とか、テレビシリーズ企画「フェイズⅡ」とかでした。当時、映画化は決まっていたのに、秘密なので、テレビシリーズの企画も並行して進められていたのですね。監督が(寛容な)ロバート・ワイズでなければ完成を観なかっただろうとスタッフがいっていました。チェコフ役の人本人は、完成した映画を観て「(ST映画はこの一作で)終わった」と思ったそうです。😅インタビュー終わりに、マイクが頭から落ちてくるアクシデントがあり、アハハって穏やかに笑ってて、いい人でした。いままでシリーズ中のチェコフが苦手で、ごめんね。

映画本編は、前奏曲つきではじまりました。
映画館できくと、ジェリー・ゴールドスミスの音楽があらためてよいなと思いました。というか、音楽でかなり保っていたと思います、その、間が😅

オンラインでこの映画を観たときは気にならなかったけれど、背景がところどころ、ブリッジ内のシーンなど、変にボケるのが目につきました。特殊なカメラレンズかなにかのせいなのかな?(やっぱりそうみたいです)

テンポのゆったりさだけは『2001年 宇宙の旅』に勝っている作品で(でも好き)、何度もオンラインで観ているので映画館で寝てしまわないか心配でしたが、存外大丈夫でした(一度だけうとうとしかけ)。劇場で観るカークやスポックやマッコイやエンタープライズやビジャーをたんのういたしました。やっぱりマッコイが好き。最後、エンタープライズが宇宙の向こうに飛んで行ってしまって、さみしかったです。

DS9』に続き、Qベアといっしょに鑑賞。今度もおまけポスターかなにかくれるかなと期待したけれどなにもありませんでした。(ロビーは『IT2』仕様の赤い風船がかざってありました)

Qベア「わたしの出番はないのか?」


予告編


2019年9月15日日曜日

"Goldfinch"

⭐️⭐️⭐️⭐️

"Goldfinch"を公開初日に観てきました。
ピューリッツァー賞受賞作『ゴールドフィンチ』を、『ブルックリン』のジョン・クローリーが監督、『ブレードランナー 2049』のロジャー・ディーケンズが撮影。
主演は『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート、ニコール・キッドマン、フィン・ヴォルフハルト、ジェフリー・ライト、アナイリン・バーナード 他。

観客は数組で、白髪で杖をついているような高齢のおばあさんが目立ちました。原作ファンかな。だんなは、サンタクルーズにはめずらしい猛暑を避けて映画館に涼みに来たのでは、とうたがっていますが。まじ暑かった、きのうとおととい。町なかでは、思いきり薄着のお嬢さんたちが歩いていてまぶしかったです。

原作は知らなかったけれど、Amazonが出資していて、ツイッターで宣伝クリップを見かけて以来、すごく心引かれて見たかったのです。ニコール・キッドマン出ているし。

子どもの頃、美術館で爆弾テロに遭い、母親をなくした十三歳の少年セオのものがたり。タイトルの「ゴールドフィンチ」とは、実在したカレル・ファブリティウスの描いた『ゴシキヒワ』のことで、この小さな油絵を、とある縁でテロ現場から持ち帰ったセオは、秘かに自分の手もとに置いたまま成長します。

2019年9月8日日曜日

"It Chapter Two"『IT2 イット THE END/それが見えたら、終わり』

⭐️⭐️⭐️⭐️

公開初日に鑑賞。
シネマ9で20分刻みに上映されていて、12時の回を選んだらわたしひとりでした。

ホラー映画を映画館でひとりぼっちで鑑賞、最高じゃないですか?

(でもオンラインでチェックしたときは数席埋まってたんですけどね。サクラなんですかね?)

スティーブン・キング原作の『ドクター・スリープ』(超楽しみ)や、二日間だけFathomでやる『スター・トレック』リバイバル上映とか、何本か予告編をやったあと、赤い風船とワーナーブロスのロゴが続き、さてはじまるぞ、と思った一瞬後、「DC」のロゴが出て、「ん? 『IT』にDCは関係ないだろ?」と思ったら......


▲"Birds of Prey"(ハーレイ・クイン映画)の予告編でした。

『IT』は原作は読んでいませんが、前編の子ども時代編は観たし、ティム・カリーのテレビ映画版もSyFyチャンネルで二年前にざっと観たのでおおまかな話の展開は知ってましたが、始まって15分ぐらいでまず、「ああっ」って声が出てしまいました(貸し切りでよかった😅)。そうだった、そうだったね。😢

2時間49分ありますが、赤い風船増し増しで、最後までダレずに面白かったです。


2019年8月8日木曜日

"FAST & FURIOUS PRESENTS: HOBBS & SHAW"『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』

⭐️⭐️

爽快なアクションが観たくなって、観に行きました。

ジェイソン・ステイサムは顔は正面を向いたまま、口だけ横に持っていってしゃべられることを発見。

だからって、ちょっとしゃべりすぎだよね。

ガンスリンガーには悪役演じて欲しくないな、と思いました。

'The Farewell'『ザ・フェアウェル』

⭐️⭐️

サンダンス映画祭で、とても評価の高かった作品。
『クレイジー・リッチ!』のアウクワフィナ主演で、中国系アメリカ人ルル・ワンの実体験にもとずく家族にまつわるお話です。

邦画でもわりとよく見かけるような感じのホームコメディに仕上がっていました。

舞台の大半が北京で、生まれ故郷を久しぶりに訪れたアウクワフィナが、現代的な今の北京になじめず、子どもの頃の街並みをなつかしがる部分が印象的でした。

アメリカに住んでいると聞いた北京の人に、向こうのことをたずねられたアウクワフィナが「アメリカと中国は違う。どっちがいいとかじゃなくて、ただ違うの」といっていましたが、そういう姿勢が、死生観の違いを描いた本作の、アメリカで受け入れられた理由だと思います。

"Doctor Who: The End of Time 10th Anniversary"

⭐️⭐️⭐️

『グッド・オーメンズ』にはまって、ツイッターを徘徊していたら、悪魔役のデヴィッド・テナントが10代目の『ドクター・フー』を、Fathomでやるとの情報を2日前に知り、観に行きました。

本編と、テナントの単独インタビューを合わせた2時間25分の上映。本編の前に、数分間、撮影を終えたばかりらしい彼のコメントがついていました。

『ドクター・フー』はあまり詳しくなくて、一番観たのが9代目の回。
文字通りいきなりシーズン最終回を観たため、かなりわけわかりませんでしたが、面白かった。
でも突然ティモシー・ダルトンがアップで出て来て驚きました。
代替わりするときは悲しいよね。

数日前にアメリカで立て続けにドメスティックテロが起き、記憶も生々しいなかで観たので、ドクターのぜったいに銃を受けとろうとしないところが、まじめによかったです。マスターの、みんなを自分にしてしまえ、という作戦が、エゴの肥大しきった某大統領を彷彿とさせたし。でも10年前の作品なので、そのときの大統領オバマねたもあり。市井の高齢者がやたら活躍するのは、長寿シリーズだからでしょうか。地球人に限らず、徹底して、ごくごく平凡な、明日の暮らしにも困るような人々に寄りそってる作りなのもよかったな。

マスター役は、『時空刑事1973 ライフ・オン・マーズ』のジョン・シムでした。イギリス人らしい苦虫をかみ殺したような陰気くさい顔対決(けなしてるわけではない)。マスターはいっつも狂気じみた高笑いしなきゃいけなくてたいへんそうでした。ドクターも驚いて走ったり、二者択一を迫られたり、体張ってばかりの忙しい役。

なんかシャツがパジャマみたい。
スクリーン撮っちゃって
ごめんなさい。
インタビューは、白い背景にひげづらテナントのバストショットが映り、ひとりでずっとしゃべる形式。その間はインタビュアーの質問等は一切挟まれません。そういうわけで、彼の顔芸がたっぷり楽しめます。でっかい目ン玉をいつもひんむく癖があります。クロウリーで慣れたからこわくない。子どものときに観て育った番組に出られた興奮や、本国以外でシリーズがヒットしていることの驚き、おかげで世界中どこへいっても必ず気づかれること、現ドクターの話などでした。

トンカチ持ってたドクターが、クランク持ってたクロウリーを連想させたけど、そこ以外はべつものという感じでした(あたりまえかもしれないけど、それだけテナントが演じ分けられるということなのかも)。

観客は、『DS9』のときよりノリがよくて笑い声があがったりしていました。

2019年7月15日月曜日

"Midsommar"

⭐️

"Hereditary"『ヘレディタリー/継承』の監督作。
長いです。2時間27分。

一緒に苦悶して欲しかったのね。

2019年7月13日土曜日

Spider-Man: Far from Home『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』

⭐️

ベニスはいいところだったな。もう一度行きたいな、沈む前に。

スタッフもキャストも、みなさんお若いのにものすごい才能だなあ。

そしてそれられの才能を結集してやったことは、

厚顔無恥。

エンディングの切り紙アニメーションを一番楽しめたけれど、それを観ないで帰って行った人たちは、オチを見そこねたよ。別にどうでもいいんだろうけれど。

映画館が、誕生日のおまけでポップコーンをくれました。誕生日当日(7/3)は締め切り前で何にも出来なかったけど、思わぬsurpriseだ!?

ちなみに、前作『ホームカミング』の感想。このときはすごくエンジョイしました。

Fathomは今敏が好きみたいで、去年は『パーフェクト・ブルー』をかけ、今年は『千年女優』"Millennium Actress"をやる模様。

2019年7月11日木曜日

"Toy Story 4"『トイ・ストーリー4』

⭐️⭐️⭐️

花火の上がる映画はいい映画。

ウッディの、骨組みの入っていないお人形さんのへなへなした走りが好き。

遊園地の景品であるぬいぐるみで、手が繋がっているダッキー(黄色いあひるさん)🐥とバニー(緑のうさちゃん)🐰も、いかにもチープなデザインとふわんふわんな毛並みが最高でした。声はコメディアンのジョーダン&キールで、うさぎさんの方が、『アス』の監督だよ。

もともと、高級なおもちゃではなく、トイザらスやスーパーで売っているような安っぽく、時代遅れのおもちゃばかりを扱ってきたけれど、それでもひとりの子どもが持っているおもちゃの多さ、子ども部屋の物の多さ自体に多少抵抗を覚え、さらにそこを疑問にさえ感じていないらしいアメリカ的価値観に少し引いていたけれど、今回の新キャラはゴミ箱からとってきた材料で、ウッディの持ち主ボニーが作ったスポークが本体のフォーキーってところがいいよね。ゴミ箱出身だから、やたらゴミ箱に戻りたがるのも面白いな。

ボニーやジェシーたちが大活躍するところに、ジョン・ラセターの不在を強く意識し、映画に没入できなかったのが悲しい。確かに前作で「ボニーはどしたの?」ってずっと思ってはいたけれど、後出しじゃんけん的な作為を感じるのは、心が汚れているせいかしら。
今作では「トトロは?」ってずっと気になったから、次回作には出てくるね。

え、『トイ・ストーリー3』って9年も前だったの!? うわ、どっと老けた……。

Fathom企画で、『響け!ユーフォリアム』の予告編をやっていました。おもしろい?

2019年7月9日火曜日

"Godzilla: King of the Monsters" 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

⭐️⭐️

となりで観ていただんながもだえながら観ていました。
すごくエンジョイしたみたい。

わたしはエヴァ臭がどうにもだめだった……。

ラドンがいいなあと思ったら、ラドンが気に入った人がいっぱいいたみたいですね。🙂
アメリカだとRodanなんだよね……。

"Rocketman"『ロケットマン』

⭐️⭐️⭐️

仕事を頼まれて(まだこの時は日本での試写が始まっていなかったためわたしに声をかけてくださった)観たのですが、おもしろかったー。

二回観たけどおもしろかったー。お年を召したご婦人が客席にちらほらいて、すごくエンジョイしていたっぽいです。エルトンファンなのね。

エルトン、それなりに好きですが、わたしがエルトン・ジョンを知ったのは、スヌーピーが「エルトン・ジョンめがね」をしてたからなんだよね。😎
『タイニー・ダンサー』を聴くと、『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソンがくるくる踊ります。(あの映画のシナリオで英語を学ぶ本の翻訳の仕事を師匠の手伝いでしたので印象が強いです)

タロン・エジャトンの、エルトンにつかず離れずの歌いっぷりがすばらしかったのはもとより、エルトンの子ども時代の歌声(演じてる子とは別の子が歌っているっぽい)がかわいかったです。

あとエルトンのマネージャー役リチャード・マッデンのアイルランドなまりにやられた……。

記事は、8月3日発売の『ロケットマン』大特集+この音楽映画を観よ! FLIX special』に載ります。よろしくね。

あ、すごい。まだ地元の映画館で上映してる!(確か5月末公開で、7月9日現在)

"Tolkien" 『トールキン 旅のはじまり』

⭐️⭐️⭐️

『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』のJ・R・R・トールキンの伝記映画。
トールキンに、ついこないだサリンジャーを演じていたニコラス・ホルトが扮する。トールキンの後見人役で『スタートレック』のオブライエンことコルム・ミーニィ、言語学教授役でデレク・ジャコビが出ている。

最初は、戦争の場面と過去とのフラッシュバックがありがち&あまりうまくいっていない感じがして、乗れなかったのですが、だんだん引きこまれていきました。

最後の方は、ちょうどすごく悩んでいたことについての答えが提示されたような気がして、感無量になってしまった。大事な一本になりました。

ニコラス・ホルトは演技うまいと思います。

評価はよろしくなくて、成績もこけた模様。

“What We Left Behind: Looking Back at Star Trek: Deep Space Nine”


⭐️⭐️⭐️
『スタートレック:ディープスペース・ナイン』のドキュメンタリー。

Fathomで1夜のみ上映。
会場はさぞやコスプレの人たちでいっぱいに……と思いきや、みなさん普通の服装でした。わたしは『ピカード自伝』の監修でお世話になった岸川氏にいただいたQベアと一緒に鑑賞。🖖

『DS9』の脚本家・製作総指揮だったアイラ・スティーヴン・ベールの監督で、キャスト・スタッフへのインタビューが中心。幻のシーズン8をライターたちが集まって考える、というシーンもあります。

本編上映前にはDS9クイズが!
ちょうど当日観ていた
エピソードだから答えられるぞ!
エンドクレジットで、ちょっぴりトリブルが出て来てうれしい!

『DS9』はまだあんまりエピソードを観られてないのですが、すごく面白いですよね……。でも路線が気に入らないファンもいたみたいで、抗議の手紙とかもたくさん来ていたらしく、キャストの人が読みあげていました。

5月13日鑑賞。



予告編

2019年5月10日金曜日

"Pokémon Detective Pikachu"『名探偵ピカチュウ』

⭐️

サンタクルーズでは一番はじめの回に観に行きました。でもCMでやってたオマケをもらえなかった......😿 お客さんの入りは、小さめのスクリーンで半分ぐらい。中学生ぐらいの友だち同士で来てた男の子が興奮して、はじまるときポケモンの歌を歌って、館内で受けていました。

ピカチュウかわいかった。
ポケモンの次くらいにガーディがフサフサでかわいかったですね。
ふしぎダネがわさわさ出てくるところでは、ボールを投げたくなっちゃいました。

映画観たあと、もとになったゲームのレビュー動画を少し見たら、なかなか忠実にストーリーをなぞっていたっぽいですね。

『ソニック』の予告編をやっていたのですが、デザイン問題をのぞけば、きっと『名探偵ピカチュウ』よりずっとおもしろそうです。

ところで、アメリカって今の時期の映画を「サマームービー」って形容するのを学びました。春はどこへいった。

ニュースウィークのレビュー(日本語)
「昼間の『ブレードランナー』の空気感」

劇場でかかっていた
『アングリーバード2』の予告編。
ケーキが......のとこころで、
「ああっ!」と思わず
声に出しただんなは食いしん坊

2019年5月4日土曜日

"AVENGERS: ENDGAME"『アベンジャーズ/エンドゲーム』

⭐️⭐️

『アベンジャーズ』観ました!

 来週からネタバレ解禁というので、まあ誰が死んだかすでに知っちゃってはいたんですが、その前にと思って。

 数席となりの女の子(小1、2ぐらいかな? パパ連れ)の反応が素直でよかったです。ババーンてヒーローたちが現れたときに喜んだり、とりわけキャプテン・マーベルが登場したときには手を叩いてうれしがっていて、かわいかった。😄 ちっちゃい女の子もこういう映画にコーフンするんだなあ。結構通で、ヒーローの父親みたいな地味な脇役まで把握してて「あっ、○○だ!」って反応していました。

真田広之のシーンだけ、ひどくcheesyで、どうしちゃったのかな。真田さんが大根に見えてしまうぐらい(もちろん違うのに)演出がひどかった。せっかく東京に雨を降らすという演出をしていたのに。

アントマンがタコス食べてる(食べてない、とだんなのつっこみあり)シーンが一番印象に残りました。(アントマンファン)。あんがい食べ物を食べるシーンが多いですよね、このシリーズ。淀川さんが喜びそうです。

2019年5月3日金曜日

"Penguins"

⭐️⭐️⭐️

ディズニーの動物ドキュメンタリー。
アデリーペンギン、スティーブの物語。

スティーブは、群れからはぐれて間違えてコウテイペンギンの群れに迷いこみ、コウペンのヒナに追われたり、巣作りの石をみんなにとられまくったり、またまたうっかりゾウアザラシの群れに迷いこんじゃったり、わーいって海で泳いでて、仲間がオルカに襲われてるのにも気がつかなかったり、すごくとっぽいというか、ユニーク。アデリーペンギンなんてどれも同じなのに、識別表もつけないで、スタッフはよくスティーブを見分けられるなと不思議に思いますが、マイペースなやつだからわかりやすいのかな。だんなは、複数のペンギンを使ってるんだというけれど。

ドジでまぬけなカメ(死語)なスティーブですが、奇跡的に、超すてきなパートナーと出逢えます。交代で卵をあたため、二羽のヒナが無事に生まれ、せっせと口移しでえさを与えて、子育て、子育て。たまに、ヒナには飲みこめないほど大きなえさを与えちゃって、うげってもどしちゃったりも。だれにも教えられていないのに、卵を交代で温めたり、口移しでえさをあげたり、すごいなあと思います。自分もそうやって育てられたこと、ちゃんと本能が覚えているのだなあ。

ヒナが成長するにつれ、黒っぽいふわふわの毛がだんだんとれていって、最後は頭のあたりだけになるのがおもしろかったです。

スティーブが、画面の右から左へ、氷の上をただよちよち歩いていき、それでタイトルの"Penguins"が後を追うように出てくるところが、いちばんよかったです。

ペンギンも、つるん、て氷で足をすべらせちゃったりするんだなあ。ときどき腹ばいになってすべるのもかわいい。

スティーブの声は、『ハングオーバー!』のエド・ヘルムズ。

四月の何日かがペンギンの日だったんですが、なんとなく観に行くの出遅れちゃった。スティーブみたいね。世間様は『アベンジャーズ』に群らがっている。

なんで「スティーブ」っていう名前にしたのかな?


予告編


そういえば、本編前に、"Face to Grace"というインタビューシリーズの、ソフィア・コッポラの回がオマケでついていました。(リンク先で観られます)
同シリーズではアンセル・エルゴートとかアナ・ウィンターとかあります。同じサイトで観られます。インタビュアーのグレース・コディントンは、元モデルで今はヴォーグのクリエイティブ・ディレクターをしている方だそうです。

2019年4月24日水曜日

"Okko's Inn"『若おかみは小学生!』

⭐️⭐️

こちらもFathom枠にて。
子ども向けなのに、2日間の夜7時の回のみ上映で、ちょっとさみしいです。
観客も10人ぐらいいるかいないか。ちびっこの観客は楽しめたかな?

海外上映向けに、冒頭監督からのメッセージが、英語字幕つきで流れます。
しどろもどろなのが微笑ましいです。でもちょっと恥ずかしかった(日本人だから💦)。
やぼでもこういうのをつけないと、伝わりにくいと配給のGKIDSが判断したのだろうか。
それでもあえて、海外(北米)で上映する意味があると思ったということかしら。

小学生のおっこが祖母の経営する旅館で見習いをするという設定は、子どもに仕事をさせることには神経質なアメリカでは、抵抗があるかもしれないな。
学校で生徒に掃除させることさえ、問題外なお国柄だから......。

トラック事故の演出、よかったですね。あそこはもう一度観たいです。

ライバルの女の子、『Homodeus』を読んでいたんですが、日本版も?

2019年4月15日月曜日

"Missing Link"

⭐️⭐️⭐️

楽しい映画でした!

LAIKAの新作ストップモーション・アニメーション。
相変わらずCGと遜色のない画面作り。

お話もおもしろかったです。
イギリスの冒険家(ヒュー・ジャックマン)がアメリカ大陸でことばの話せるサスクワッチ(ザック・ガリファナキス)を発見し、彼(ミスター・リンク、またの名をスーザン)を伴い今度は雪男を求めてヒマラヤへ!

クボ』で子どもの喪失感を描く話は終わり、本作はおとなが主人公。その分のびのび、明るくはっちゃけていて、コマ撮りアニメ版『インディ・ジョーンズ』を目指したような趣です。それが裏目に出たのか、公開後三日間の興行成績が大コケ(LAIKA史上最低だった『クボ』の半分)だったのは、ターゲット層が明確じゃなかったのも一因ではと分析されています。評価はたいへんよいのですが。ストップモーション・アニメーション、じり貧気味で不安です。

声優はそのほか、エマ・トンプソン、スティーブン・フライ、ゾーイ・サルダナなど。

2019年4月12日金曜日

"The Man Who Killed Don Quixote"『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』

⭐️⭐️⭐️⭐️

拙訳『幻に終わった傑作映画たち』(サイモン・ブラウンド著、竹書房刊)でもとりあげたテリー・ギリアムの、ついに完成した〝未完成映画〟『ドン・キホーテを殺した男』を観てきました。

オペラなどの舞台劇をフィルムに収めた作品や、クラシック映画、アニメ映画などを中心に、1〜数回のみ映画館にかけるFATHOM Eventsという枠で、ただ1回のみの上映でした。どうしてFATHOMになったのか、今後通常形態での上映はあるのかは、わかりません。配給先が決まらなかったのかしら。でも、映画界の一大〝イベント〟には違いないから、ふさわしいといえばふさわしい?

2日前に確認したら、もう席がおおかた埋まっていて、前から二番目の端っこしかとれなかったのですが、ギリアムファンと一緒に、劇場でこの映画の完成形を観られた、それだけでよかった〜。

もし映画館で観られる機会があったら、もう絶対に観に行かれることをおすすめします。内容うんぬんとか、ギリアムファンうんぬん以前に......。なんというか、映画を愛するなら......。口はばったくて恐縮ですが。(あと劇場じゃないと、わたしのように集中力の怪しい人間は、わりと初めの方で休憩入れて、そのまま観なくなっちゃうおそれがありそうな、ややかったるい部分を感じるところがなきにしもあらずで......むにゃむにゃ)

最終的にドンキを演じているのはジョナサン・プライス。回り回って、『未来世紀ブラジル』の彼になったのですね。EWのインタビュー記事でギリアム監督がいっていますが、プライスが良い役者なのは知っているしよき友人でもあるけど、70の声を聞いて、やっとこの役にふさわしくなった、だから完成までに長い時間かかったのはそうなるべくしてなったんだ、とのことです。ただ鼻が通り過ぎているのがご不満で、特殊メイクのつけ鼻をつけたそうです。二時間半ほどの本編上映後、メイキング(『ロスト・イン・ラ・マンチャ』とは別の、今作のメイキング)が上映され、プライスがつけ鼻をつける様子も収められていました。メイキングを観ると、監督もスタッフもみんな楽しそうで、よかったなあ。衣装と美術だけでも観る価値100%。CDディスクをはっつけたお馬のきらきら衣装がグーです。監督をして、「どうすんのか見当もつかなかったのに、作っちゃうんだ」といわしめたアイディア衣装の数々。オスカーにノミネートされますように)

途中で、もし存命だったらこれは絶対ロビン・ウィリアムズに振っただろう、という役がありました。観たらああ、ときっとピンとくると思います。映画の最後に、ジョン・ハートとジャン・ロシュフォールに捧げていました。

サンチョ・パンサ&TVCMディレクター役のアダム・ドライバー、いろいろ受難に遭ってましたが、ギリアム映画にうまくはまっていました。アクの強さやけれんみがないから、どんな作品にも溶けこめるのかな。顔はいつみても不思議な顔だけどさ。ギリアムは、とっぽいところを気に入ったみたいです。

字幕のギャグとか、ちょくちょく挟まれるギャグにみんなと笑えてよかった。

ところで前述のインタビューはいろいろおもしろいことを監督がいっていて、トラブル続きの本作の撮影については、「神を信じない俺を神が嫌ってるから」だそうです。心臓発作を起こしてしまったあとは、どうも左目が見えなくなってしまったようです。💦 現在の状態はどうなのだろう。

そして、映画を撮り終えたあと気づいたのは、この映画は本当は何についてなのかというと、ドン・キホーテの映画じゃなくて、『モンティ・パイソンのホーリーグレイル』をスコットランドで撮影中に体験したことなんですってさ。

最後に、ドンキはあなたみたい、というインタビュアーのべたな質問に、「俺はサンチョ、映画がキホーテ」と答えていました。

それにしても、オーソン・ウェルズにしろ、セルジオ・レオー ネにしろ、どうしてフィルムメーカーは「ドン・キホーテ」をそんなにも映画化したくなるのでしょう? やっぱ、映画監督はサンチョだからなのか?

FATHOMで『若おかみは小学生』("Okko's Inn")やるみたいなので、観に行っちゃおうかな!
あと来週の"Octman"『吸盤男オクトマン』も気になるぞ。「寿司に食われるぞ〜!」というナレーションにみんな大笑い。若き日のリック・ベイカーが特殊メイク担当。

それより、実は未見の『ロスト・イン・ラ・マンチャ』観なきゃ。

4.10.2019 7PM

2019年4月10日水曜日

"Apollo 11"

⭐️⭐️⭐️

アポロ11号の月着陸を、打ち上げ当日から地球帰還まで、当時の映像と実況中継でつづるCNNのドキュメンタリーです。

臨場感がすばらしくて、観客も一緒に当時、ニュースで固唾を呑んで進行を見守ってる気持ちになれます。ぐいーんて宇宙を移動する前、地球や月の周回軌道を二周ばかり回ったんだね。

NASAの管制室、みごとに白人のおっさんばっかし。😄

マイク越しのやりとりがききとれなくてたいへんでした😢
当時もクリスピークリームのドーナッツがあったのね。
見物客が被っているキャップにスリットの入った帽子がいいなと思いました。
あと職員に案内されていた人はアシモフ?

2019年4月5日金曜日

"Shazam!"『シャザム!』

⭐️⭐️⭐️⭐️

おもしろかったです!

おとなになることがヒーロー、というストレートな理屈がとても建設的で前向きで、いままでのどのヒーローものよりくったくなく受け入れられて、もやもやすることなく観れました。

レディ・バードの、「いまのわたしが精一杯のわたしだったらどうする?」というセリフが、頭のなかにこだましたけれど、これは思春期前の子どもたち(ひとりをのぞいて)の話だからね。

これであと、怖くも存在感も何もない凡庸なCGクリーチャーたちが、ハリーハウゼンのダイナメーションだったらいうことないのになあ。ないものねだりでした。

先行上映にて。

2019年3月23日土曜日

"US"『アス』

⭐️⭐️⭐️

ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督のホラー第二弾。

この映画にはわたしの好きなものがふたつ登場します。

サンタクルーズとうさぎ。

2019年3月21日木曜日

"CAPTAIN MARVEL"『キャプテン・マーベル』

⭐️⭐️

田舎でかつての友人と会う場面、セミの声がずっとしているところがよかったです。

ネコ1匹、MIBから紛れこんだみたいでしたね。

となりに座っていた、ティーンの女の子ふたりが劇中、ときどき話している声が聞こえました。ティーンの女の子が、夢中になって観られる映画なら、じゅうぶん使命を果たしているのでしょう。

2019年3月20日水曜日

"How to Train Your Dragon: The Hidden World"『ヒックとドラゴン3』

⭐️⭐️⭐️⭐️

よかったです。
IMAX版で観たかった……(仕事で間に合わなかった)。

予告編で、LAIKAの"Missing Link"が流れたので、最初、本作までCG並みに精巧なパペットアニメーションに思えてしましました。💦

ヒックが少年らしさを残したデザインでよかった。

やっぱりストイックは張飛だった。

テーマ曲が流れると、スケートファンなので、脳内でうりゃうりゃ君(中国のボーヤン・ジンを勝手にそう呼んでいる)がうりゃうりゃ飛びはじめてしまうのが困りものでした。

リュックにドラゴンのぬいぐるみ入れているところがよかったです。

観ているうちに、最初の『1』2』を見直したくなりますが、エンドクレジットの前半でおさらいしてくれる至れり尽くせりさ。エンドクレジットの後半は、ライティングとかリギングとか、部署ごとにバイキングが説明してくれるアイコンアニメーションがあって、楽しくてためになります。

意外にも、手放しで評価するレビューは少ないですが、人間(の強欲)が世界を滅ぼす、だけどその前に人間は成長できるかもしれない、それまで待っていてあげるよ、というエコロジカルな姿勢の『3』の方がテーマ的には前二作より好きです。

2019年2月23日土曜日

"ALITA Battle Angel"『アリータ バトルエンジェル』

⭐️⭐️

これは「アリータ」で、「ガリィ」ではないですね。

戦闘シーンはすごくおもしろかったです。

競技場できゃっきゃ笑ったときのアリータの顔がチャーミングでした。

マハーシャラ・アリがいつサイボーグの正体を見せるんだろうとわくわくしてたら最後まで人間のままだった。



2019年1月20日日曜日

"Mary Poppins Returns"『メリー・ポピンズ リターンズ』

⭐️⭐️

『万引き家族』を観た後、お気楽さが欲しくて、続けて観ました。
コリン・ファースが出ているので、できればスクリーンで観たかったし。思ったよりもコリンの出番が多かったです。声優もできてよかったね! 
ベン・ウィショーがマイケル役で出ていますが、彼が『パディントン』の声優に抜擢される前は、コリンがやるはずだったんですよね。(映画を観るとそもそもなぜ彼に振ったのかわからないぐらいコリンの声とはあっていなかったですね)

エミリー・ブラントのメリー・ポピンズはよかったけれど、作品は少しリン・マニュエル・ミランダに頼りすぎなような気がしました。

『万引き家族』とはしごしたのは失敗だったかも。一家にいまいち入りこめなかったのは、三人の子どもたちが、子ども部屋で、それぞれ自分のふかふかベッドでぬくぬく寝ているシーンで、せんべえぶとんで身を寄せ合って寝る万引き家族たちに思いがいってしまうせいだったかもしれません。

ごちゃごちゃした屋根裏で捜し物をするシーンでは、「こんまりを呼ぶんだ!」と思ってしまったので、彼女の番組を見過ぎですね。

 予告編で、アニメの『君の膵臓をたべたい』と『声の形』がかかったのですが、どっちも花火のシーンがあって、ちょっと引きました。「花火」も「桜」と同様にお手軽な演出上の小道具として使い過ぎでは……。でもなぜまた『声の形』をやるのかな。去年もやったのに。『君の膵臓をたべたい』では、アニメはまあ観たことなさそうなアメリカ人の中年女性が"What the....?"といっていました。だよなぁ。

”Shoplifters"『万引き家族』


⭐️⭐️⭐️⭐️

近所の映画館にかかって2日目、朝一の回で鑑賞。客はほかに中高年の女性が3,4人。

ああ、あったあった! オネショには塩がいいっていう民間療法。

『海街diary』でも、確か花火は音だけだったような?

確かに、子どもが、安藤サクラ(信代)を呼ぶシーンはひとつもなかった様な気がします。

最後のセリフが😢 でも英語の字幕がなければ、音声が小さすぎて、なんといっているのか絶対にわからなかったであろう箇所が2、3ありました。演出上そうしているのはわかりますが、みなさん聴きとれたのでしょうか。

 エンドクレジットが英語でした。音楽は細野晴臣でした。

"The Favourite"『女王陛下のお気に入り』

⭐️⭐️⭐️

ヨルゴス・ランティモス監督、オリヴィア・コールマンとレイチェル・ワイズ出演の『ロブスター』組作品。エマ・ストーン、ニコラス・ホルトも出演。

たいへん評価が高く、すでに映画賞もたくさん獲っています。

うさぎさんが17匹(主催者側の発表)出てくるので、画面をぴょんぴょん跳ね回ってる姿を観るだけで幸せでした。

『ロブスター』に続き、最後まで疎外感をぬぐえなかったけれど、すごく鮮明に、いつまでも記憶に残る映画なのは確かです。それにしてもここまで圧倒的に評価される理由とは? しれっと人を食ったウソ話をするところがいいのかな。女の闘いがおもしろいのかな? 前の席で観ていた女の子四人組が、きわどいセリフやシーンのたびに、クスクス笑っていました。🙂

女王役のオリヴィア・コールマンは、『ナイト・マネジャー』が良かったです。

"Aquqman"『アクアマン』


2018年12月31日に鑑賞。

 大晦日、サンフランシスコで深夜の花火を見るまで時間が空いたのですが、もうお店はたいがい閉まっているので、映画館へ。満員でした。それまでたくさん歩き回ったためやっぱり爆睡してしまい、赤毛の女性がアクアマンの妹だと最後まで誤解していたぐらい、内容は観ていません!(なので星取りはなし) だんなはおもしろかったそうです。
 ウィレム・デフォーにやさしい映画だったのは覚えています。🙂


"Early Man"他去年観たけど書くのを忘れた映画。まだあったかな。

■"Early Man"『アーリーマン 〜ダグと仲間のキックオフ!〜』

2018年2月頃鑑賞。
感想は忘れてしまいました。

ニック・パーク監督のインタビュー
内容もさることながら、声がとても優しくて、聴いてるだけで癒やし効果絶大。パークは劇中の、ブタさんの声を当ててます。サッカーは特に熱心なファンではないそうですが、スタッフがいろいろアイディアを出してくれたのだとか。エディ・レッドメインやトムヒの話も出て来ます。インタビュアーがツボを心得ていて○。

■"Avengers: Infinity War"  『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
⭐️⭐️
サノスのやつ。



■"Mamma Mia! Here We Go Again"  『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』
⭐️⭐️⭐️
コリン目当て。
1作目は下品で嫌いでしたが、今回はそんなことなくてよかったです。
このあと何ヶ月にもわたってアバの曲が頭のなかを……💦
サノスを倒せるのはこいつらしかいない、という意見に一票。




■"2001 Space Odyssey"『2001年 宇宙の旅』
⭐️⭐️⭐️⭐️
2018年8月頃に鑑賞。
ピカード本と幻映画本の合間を縫って、ぎりぎりの最終日にサンフランシスコのIMAXシアターで観られました。
やーIMAX版観られてよかった〜。傑作〜。フィルムのきずがそのままありました。インターバルつき。
このあと『スタートレック』映画1作目を観て、「ああ、これ(『2001年』)がやりたかったのね」ともののあはれを感じました。(でも好きです)




劇場にあった『プレデター』のスタンディ。
こっちの映画は見損ねました。

■"BlacKkKlansman"ブラック・クランズマン
⭐️⭐️⭐️
2018年8月頃に鑑賞。
スパイク・リー監督作。主演のジョン・デヴィッド・ワシントンは、デンゼル・ワシントンの息子さんで、『マルコムX』で親子共演していたそうです。
カンヌ映画祭で、これを負かした『万引き家族』は、よっぽどの映画に違いない。

トファー・グレイスが「トゥデイ・ショー」に出演したとき、すごくかわいいワンコを連れてたのを覚えてます。